今年も祇園祭りがやってきた。堺や九度山にいるとあんまり関係ないんやけど、
年に一回7月16日の宵山の日、一日だけ京都祇園四条の「柏屋光貞」という和菓子屋
さんで、1年間の無病息災を願って「行者餅」と言うのが売り出される。事前
に電話予約しておいて、その日に貰いに行くのだ。ほんまに効くかどうかは分
かるはずはないけど高くなくて珍しいとなるとすぐに手をだしたくなる。
大体、宵山の頃はとても暑い。しかも街には熱気が盛り上がり始めている。
大体電車も混んでいる。これで雨でも降ったら最悪やけど、曇りながらも本日
は持ちそうだ。
電車を降りたら街は祇園祭り、何時もより何倍も人が多い。
東大路通まで出て南に曲がる。しばらく歩くと行列が見えた。これがきっと
そうだ。
確かめてもそうだ。全員予約していて貰うだけやのにこの行列なのだ。
しかも遅々として進まない。こんな涼しい祇園祭りは初めてとちゃうやろかと
京都の人が言う位やから並ぶのも少しは楽かもしれん。
色んな人が並んではる。若い赤子連れの夫婦、年寄り夫婦、おばさん2人、
若者2人、じいさん1人、等など。2人連れが多いんでどうしても2列になりがち、
狭い舗道やからマナーが気になる。
舗道だけやなくて、車も並んでいる。誰かが行列に入ってて同乗者が乗って待って
るんやろと思う。こちらの方が更にマナーが悪い。横の路地から出てきたバイク
が車道に出れなくて困っている。
暑い日は知らない間に品位が行動にでてしまうから気をつけよう。
いつ来るかわからんと思った順番も待ってたらやってくる。
もう目の前だ。
やっと頂いて帰る。
見ると行列は減るどころか増えている。さすがに外国人はいない。
帰り道でも花見小路あたりで長い行列が。
こっちは舞妓さんかなんかが出てきはるんかな?
なんせ京都はこれから祇園祭だ。
わしは大阪へ帰る。
帰りの京阪も満員。何故? 網棚には炊飯器が、例のお買い物か?
で、肝心の行者餅を頂こう。
相変わらず美味しい。
柚味噌で作った餡が素朴というだけでなくて、きちんと甘い物としての味わいがある。
風味豊かな昔からの日本のお菓子だ。クレープ状の薄皮も味わい深い。
ご馳走さん。
これでこの1年も無病息災で過ごせるだろう。
しかし、来年からは予約制を無しにするとあった。
店頭のオペレーションが簡単になって、行列が減る?
いや、そんな事は絶対ないと思う。並べば買えるとわかったら凄まじい行列が
早朝からできるのではないやろか?
ご近所迷惑はいっそう酷くなるのではないやろか?
余計なお世話かもしれんけど。
わしは来年はパスやね。
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ありがとうございました。