博多、有田、唐津の旅-05、呼子の朝市、「かもめ亭」で「いか活け造り」を頂く

今日は呼子に行く。この旅の楽しみの一つだ。博多からは昨日の有田とは違う
高速のルートになる。距離は近いけど殆どが下の道だ。渋滞してたらえらい事
になるんでそうならんことを願いつつ走る。海岸線に沿って走る道は快適だ。
高くはないが細かい起伏が多い山には緑が溢れていて、田圃はそろそろ田植え
の為の準備を始めている。

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ナビの地図を見たら海岸線との間にもう一本道がある。あっちを走ったら、も
っと海を見ながら走れるかも知れん。博多から1時間半程でもう呼子地域に入
ってしまったようだ。
途端に渋滞が始まった。車はジリジリと這うようにしか進まない。前の方で、
車から降りて歩き始めた人もいてる。してみるともう目的地は近いのだ。
チビチビ進んでるうちに駐車場の看板を見つけた。
昨日学んだ教訓、「渋滞したら早い目に駐車場を見つけて入れる。」
で、ためらいなく、そこにあった駐車場に入れさしてもらった。
5分程歩いたら港に着くらしい。正解だ。
呼子では、朝市を見るのと、船に乗って洞窟見学するのと、イカを食うのが目
的なんで、まずどう言う手順がええのんかザクッと様子を当たって見よう。
まず当然ながら朝市はもう始まってる。終わってしまう前にここにきて買い物
をせんとあかん。

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しかし、一旦は港まで行って船の状況を調べるのだ。先に予約申し込みしとか
んとあかんかもしれん。結局その心配は要らんかった。船は沢山出てるんで順
番待ちの長蛇の列とかはないそうだ。
では戻ろうとして面白い看板を見つけた。
イカの活け造りの料理をしてくれるお店の待ち時間一覧表だ。店によってえら
い差がある。そう言えば、人気の店は長時間待たされるから先に予約しといた
方がええよって駐車場のおばさんに教えてもらってた。その通りだ。長い店は
すでに3時間くらいの待ち時間になっている。
この違いは何なんやろと考えた。イカに違いはあるはずがない。素材はどこも
新鮮ないいものだと思う。料理の方法といってもイカを捌くだけとちゃうやろ
か? 3時間待ちに匹敵するような違いがあるとは思われへん。そうなると、
知名度の違いだけではなかろうか?
それやったら今なら待ち時間無しの店に先にいって、とりあえずちゃっちゃと
食べてしもたらどうやろうと考えた。
それで、人気の店がならぶ、いか食いスポットからちょっと離れた場所にある
「かもめ亭」にやってきたのだ。

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まだ時間が早いんで、とりあえず、活けイカの造りコースとイカ丼を頼んで、
皆で少しずつ分け分けしよう。これで足りるはずはないけど、今日はちょっと
食いたいというものに一杯出くわすはずやから、どれでも少しずつ食べられる
体制を作っておこうということにしたのだ。
お店はやっぱり空いている。直ぐに席につくことができた。
それで待つ事しばし、イカの活け作りが出てきた。

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美味い。これが呼子のイカなのか。極上の歯ざわりと噛み応え、つるりとした
喉越し、たまらん美味しさだ。今迄食ったイカの中でも最上級の味やと思う。
イカ丼も来た。

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これも美味い。
ねっとりと絡みつく味わいが楽しめる。すばらしい。
イカの造りを食べ終わると、ゲソの部分を天麩羅にしてくれるらしい。

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これがまた最高においしい。軽くてふんわりしてる。とてもゲソとは思えない。
なんとおいしいんやろ。
造りはコース仕立てでイカ焼売もついていた。

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なるほど熱々でおいしい。
いきなり呼子はスタートから絶好調だ。
ご馳走さんでした。

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ありがとうございました。

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