今日は呼子に行く。この旅の楽しみの一つだ。博多からは昨日の有田とは違う
高速のルートになる。距離は近いけど殆どが下の道だ。渋滞してたらえらい事
になるんでそうならんことを願いつつ走る。海岸線に沿って走る道は快適だ。
高くはないが細かい起伏が多い山には緑が溢れていて、田圃はそろそろ田植え
の為の準備を始めている。
ナビの地図を見たら海岸線との間にもう一本道がある。あっちを走ったら、も
っと海を見ながら走れるかも知れん。博多から1時間半程でもう呼子地域に入
ってしまったようだ。
途端に渋滞が始まった。車はジリジリと這うようにしか進まない。前の方で、
車から降りて歩き始めた人もいてる。してみるともう目的地は近いのだ。
チビチビ進んでるうちに駐車場の看板を見つけた。
昨日学んだ教訓、「渋滞したら早い目に駐車場を見つけて入れる。」
で、ためらいなく、そこにあった駐車場に入れさしてもらった。
5分程歩いたら港に着くらしい。正解だ。
呼子では、朝市を見るのと、船に乗って洞窟見学するのと、イカを食うのが目
的なんで、まずどう言う手順がええのんかザクッと様子を当たって見よう。
まず当然ながら朝市はもう始まってる。終わってしまう前にここにきて買い物
をせんとあかん。
しかし、一旦は港まで行って船の状況を調べるのだ。先に予約申し込みしとか
んとあかんかもしれん。結局その心配は要らんかった。船は沢山出てるんで順
番待ちの長蛇の列とかはないそうだ。
では戻ろうとして面白い看板を見つけた。
イカの活け造りの料理をしてくれるお店の待ち時間一覧表だ。店によってえら
い差がある。そう言えば、人気の店は長時間待たされるから先に予約しといた
方がええよって駐車場のおばさんに教えてもらってた。その通りだ。長い店は
すでに3時間くらいの待ち時間になっている。
この違いは何なんやろと考えた。イカに違いはあるはずがない。素材はどこも
新鮮ないいものだと思う。料理の方法といってもイカを捌くだけとちゃうやろ
か? 3時間待ちに匹敵するような違いがあるとは思われへん。そうなると、
知名度の違いだけではなかろうか?
それやったら今なら待ち時間無しの店に先にいって、とりあえずちゃっちゃと
食べてしもたらどうやろうと考えた。
それで、人気の店がならぶ、いか食いスポットからちょっと離れた場所にある
「かもめ亭」にやってきたのだ。
まだ時間が早いんで、とりあえず、活けイカの造りコースとイカ丼を頼んで、
皆で少しずつ分け分けしよう。これで足りるはずはないけど、今日はちょっと
食いたいというものに一杯出くわすはずやから、どれでも少しずつ食べられる
体制を作っておこうということにしたのだ。
お店はやっぱり空いている。直ぐに席につくことができた。
それで待つ事しばし、イカの活け作りが出てきた。
美味い。これが呼子のイカなのか。極上の歯ざわりと噛み応え、つるりとした
喉越し、たまらん美味しさだ。今迄食ったイカの中でも最上級の味やと思う。
イカ丼も来た。
これも美味い。
ねっとりと絡みつく味わいが楽しめる。すばらしい。
イカの造りを食べ終わると、ゲソの部分を天麩羅にしてくれるらしい。
これがまた最高においしい。軽くてふんわりしてる。とてもゲソとは思えない。
なんとおいしいんやろ。
造りはコース仕立てでイカ焼売もついていた。
なるほど熱々でおいしい。
いきなり呼子はスタートから絶好調だ。
ご馳走さんでした。
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ありがとうございました。
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