冬の青森、秋田、雪の文学、温泉めぐり-13、角館、武家屋敷で解体新書に出会った。

角館の武家屋敷と言えば青柳家らしい。

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枝垂れ桜で有名らしいけど、雪の枝垂れもなかなかええではないかと思う。
別名角館歴史村と称するだけあって広大な屋敷が観光用に解放されている。

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中か外か分からんほど広い。

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そのまま奥に進むと青柳庵ミュージアムという建物があった。どうも小野田直武
という人の絵が展示されているらしい。面白そうだ。中に入ってみよう。

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で、驚いた。解体新書があるではないか。

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どうもこの人が解体新書の挿絵を描いたらしい。

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すごい。素晴らしい。上手いやんか。
こっちが元の本らしい。

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これよりかは遙かに味がある。
翻訳の苦労話やそれに携わった人達の生き様なんかは、吉村昭の「冬の鷹」等
を読んでそれなりの思いを感じていたけど、挿絵の着いてはあんまり気にして
なかった。
というか体の中身や内蔵ばっかり描いてるんやろから気持ち悪いやろって思っ
てしっかり見てなかった。けど、こうして見てみると実に繊細な筆遣いで、細
かいところまできっちり描き込まれて、必要なところをしっかり描いて無駄な
ところを描いてないから分かり易い。
どうも有名な画家らしい。

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わしが好きな水墨画も描いてはる。

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元々は日本画をやってた画家で、初めて遠近法を取り入れた画家でもあるらしい。
異色の画家で平賀源内とも関わりがあったという異色の人生を辿り、数奇な運
命であったらしい。詳しいことはわしにはわからへん。

ということで3000坪あるというお屋敷を見学コースに従って巡っていく。

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オフシーズンなんやろか見学者は殆どいてはれへん。時々女性の二人連れとか
老夫婦とか、カメラマニアとかに出会うくらいだ。
ハイカラ館にはラッパ付きの蓄音機が沢山陳列してあった。1つ欲しいなと思った。
面に出たら雪景色が綺麗だった。

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他に行ったのは岩橋家、

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この囲炉裏が気になる。

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家に1つ欲しい。無理やろなあ。
他には無料のお屋敷もある。けど、お土産屋さんか、民芸品屋さんが多い。
ご飯屋さんもある。
それでも時間が余ったんで角館樺細工伝承館というところに行く。

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じっくり見て回ったけどあんまり時間は過ぎへん。
わしらのようにあんまり下調べもせんと、行き当たりばったりに回ってると、
折角遠いとこまで来たと言うのに、時には行くところがなくなってしまったり
することもあるのだ。
飯でも食ってからゆっくり考えよう。
この後は、田沢湖駅まで行ってから入湯温泉に行って、又、田沢湖に戻るとい
う強行軍が待っているのだ。

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ありがとうございました。