ダーウィンに着く前に時計を30分戻す。広い国やから国内でも時差が違う。
ダーウィンは日本に対して＋30分だ。時差と言えば中国はあんなに広い国であ
りながら全国同一時刻に固執している。生活実感とどれほど違っていてもやり
抜くところが凄いところだ。
初めてのダーウィン、どんなとこなんやろ。
海と自然が美しいとこなんやろね。
飛行機から降りると抜けたような青空が見えた。暑そうやなあって思う。しか
し、湿度が低いのか日陰はわりと涼しい。さすがここもアジアと言うよりは、
ヨーロッパの一部みたいだ。アジア人は殆どいない。
わしらの仲間の人が連絡をとっているダーウィンのアーティストの一人が出迎
えに来てくれている。
両替をしてからまずホテルに向かう。
ホテルはPoinciana Innというところ。
ホテルをネットで探すときにどこも結構高いんで程ほどの値段のホテルを見つ
けるのに苦労した。結果的には、バックパッカー向けのゲストハウス的なホテル
であった。エレベータもガタピシ言うてる。シャワーや水回りはちゃんとして
るんでまあええか。
荷物を置いてすぐにギャラリーへ。嬉しいことにギャラリーはホテルから歩い
ていけるほどの距離にある。これは便利だ。
ギャラリーに入るともう作品は殆ど陳列が終わっていた。わしらの作品は先に
郵送しておいたんで、こちらのアーティスト達が気を利かせて先にやっとおい
てくれたのだ。
もちろんこちらのアーティスト達の作品も展示されている。
彫刻やリトグラフ、いろいろあって楽しい。
わしらの水墨画だけやったらちと寂しいけど、賑やかでいいではないか。
準備をせんとあかんと勇んで来たんやけど何もすることがない。
実は朝から何も食ってないんで腹が減ってきた。もう3時頃だ。ちょっとギャ
ラリーを抜け出して水とサンドイッチでも買いに行こう。
外にでたらえらく暑い。
ギャラリーをぐるっと回り込んだところにコンビニみたいな店を見つけた。
ちょうどええ。水とサンドイッチを買う。
ギャラリーで食べたら顰蹙やから、店の前の木の下で涼みながら食おう。
なるほど、これがダーウィンか？
どういう出来事が待っているのか楽しみだ。
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ありがとうございました。
