タイ、北部、ミャンマー国境の旅-22、チェンマイ、サンカムペーン通り

花瓶がある。
先日タイのチェンマイに旅行に行った時に買ったものだ。セラドン焼きという
らしい。チェンマイでは昔の王朝時代からこの焼き物があるのだそうだ。

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普通は薄緑色の青磁ぽい焼き物が多いんやけど、店で見てたら、これが気に入
ったんで買った。このオレンジ系の釉薬の色が面白かったのと、絵付け模様が
面白い。水草の中で魚がぐいぐい泳いでいるようで力強い動きがある。
特に洗練されているというわけではないんやけど、素朴で楽しいと思った。
ベトナムにはバッチャン焼きという陶器がある。
これもトンボや野山の草花の絵付け模様が面白いと思って気に入っている。
旅先でこういうのを見つけるのも旅の楽しみの一つだ。
いよいよこの日はチェンマイからバンコクへ帰る日だ。午前中、時間があるん
でサンカムペーン手工芸品家内工業センターと言うところに寄ってみることに
した。
帰りの飛行機まで時間があるし、折角きたんやから何か面白いお土産がないも
んかと見に行ったのだ。
最初に行ったのは紙漉きの工房だ。

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こちらではその漉いた紙を加工して傘に仕立てている。
わしらが通ると仕事をして見せるという観光仕事場だ。
しかし、どう見ても見られてるのはわしらの方だ。おばちゃんたちは、傘を張
りながら、わいわい楽しそうに喋っていて、わしらが通っても仕事をしながら
ナンやかや言うてる。きっと、けったいな爺が来よったでなんて言うてるみた
いなのだ。
機織りをしてるおばちゃんもいる。

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チェンマイでは絹製品も有名なのだ。
このあとシナワトラという高級有名絹製品店に行ってシャツを買った。この店
はタイではジムトンプソンと並んで有名な店らしい。
銀製品の店もある。

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ここでもわしらが見学してると、トントンと銀製品を作って見せてくれる。見
てない時はやらない。高い品物やから作れば作るほど売れるという程やないん
で、どんどん作ったら在庫がたまって大変なんやろなあって心配してしまう。

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その後は、セラドン焼きの工房へ

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ろくろや素焼き、釉薬塗り、絵付けなどなど、
いろんなモノを作る工房をあちこち移動しながら見て回った。
しかし、残念ながら見てて何か買おうという気持ちにはならない。
伝統工芸の保存というのはとても大事な事やと思うけど、こういう形ではあま
り効果はないんとちゃうやろか。何か工夫が必要なんやろね。
そばに実に妖しいインドのカシミヤやアラブ系の絨毯みたいなのを売る店もあ
った。不思議なことにこっちの方がなんかそそられるんよね。
何故やろ。

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ありがとうございました。