タイ、北部、ミャンマー国境の旅-14、首長族民族村へ

国境見物が終わったんで、これから首長族などが住んではる観光民族村に行く
のだそうだ。いかにも観光用にって作られたとこはあんまり好きではないんや
けど、中国、ミャンマー、タイの山奥に元々暮ら彼らがいろんな事情で住み難
くなってこの地まで逃れた来た人たちが保護を受けるためにはこういう選択を
せんとしょうがないようなのだ。それなら見さしてもらうというのも一つの形
ではあるまいか。

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おお、こんなやつ巻いてはるんか。重さを量って見せる?

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こういう高床式の家に暮らしてはる。

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村が見えてきた。

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おいしそう???

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村の入り口には???

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守り神?
奥まで入っていくと既に先客がいて、民族舞踊の接待を受けているところだった。

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この先客達、わしらと同じ日本人だ。連れがいてはる。おやまあ。
いやいやわしらもいつこんなん状況になるかわからへん。他人のことはとやか
く言われへん。
何となく自然にぐるっーと回っていく仕掛けになってるみたい。
今度は台湾の少数民族の人たちが居てはるらしい。

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なるほど何となく台湾風やというのがよくわかる。
こんな生地欲しいけどなあ。何でもかんでも買っても使い道がない。
勝手な想像をして申し訳ないけど、日本占領時代か戦後に国民党が乗り込んで
来た時にいろいろあって国外に逃れた人たちの末裔なのかもしれない。
さてそうこうするうちにまた首長族の人たちのところに来た。

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機織りをするところを見せのがメインのようだ。
外から見られてもええ部分を選んで見せるというのは結構、しんどい事やと思
うし、こっちもじわっときづつない感じになる。
観光客が来たらいやでも写真撮らせんとあかんのだ。

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特殊な習俗かもしれんけど物見高く見物するようなもんとは違うと思う。やっぱ
り来んかったらよかった。
あの首輪は小さいときから少しずつ増やして行くのだそうだ。
増えるに従って、首が伸びるのではなくて、肩が下がっていくのだそうだ。
わしらも皆な、目に見えへん何らかの重荷をしょってる。
重荷の数が増えたら目には見えへんけど肩が下がるのだ。
普通の子ども達がいてほっとした。

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さっきまでぱらついてた雨がすっかり上がってしまった。

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ありがとうございました。