あめりか紀行あじあん風味ー29、ルート66へ

さて、夜が明けた。6時半のピックアップで迎えがくる。一番の心配は、1泊2
日ツアーでスーツケースを持っていくわけにいかないんで、ホテルに預ける必
要があるんやけど、この安ホテルで預かってくれるかどうかという事だ。頼ん
でみたら案の定難色を示された。そこをもう一押し二押し粘って、上の人に電
話してもらいやっとOKということになった。
やれやれだ。
このツアーは車でグランドキャニオンに行って、今日は夕陽を見て、明日の朝
は朝陽を見るという絶景ツアーと謳ったやつなんで、車でどんだけ走ることや
ら先が思いやられる。
大都会を出ると、いきなり砂漠地帯に入っていく。道は広いしまっすぐだ。大
型トレーラーがごうごうと走っていく。遠くを列車が、一体何十輛あるんやろ、
えんえんと繋がって走っている。これはツアーやからわしら以外にも一組のお
客さんが相乗りで、運転手兼ガイドの人が道中を案内しながらの旅なのだ。
2、3時間も走ったやろか、時間の感覚がだんだんとええ加減になって来た頃、
道をそれてルート66に入りますと言う。
ルート66というのは昔の国道で、今はもう廃道になってるんやけど、昔、有
名なテレビドラマの舞台だったらしくて、それで観光に来る人が多いんでそれ
ように、街並みも含めて残してあるらしい。
「もうちょっと行ったら、『バグダッドカフェ』の跡がありますよ」ってガイド
さんが言う。

『バグダッドカフェ』と言う映画は名前だけは聞いた事があるけど、見たこと
がない。皆の反応が鈍いんでガイドさんはちょっとがっかりしてた。せっかく
やから、「それはええ。是非見たい。うれしい。」なんて少し盛り上げてみた。

古きよきアメリカという匂いがする。
この車がたまらんのやそうな。

中は今でも喫茶店になっている。

わしらがうろついてる間に結構、観光バスやら乗用車やらが停まって、見学に
来ていた。
犬も寝ていた。

わしらは、ルート66を少々歩いて戻って、道路の上に書かれた、「ルート66」
のマークを記念撮影しに行こう。

ガイドさんが撮ったこの場所の写真はどっかの雑誌かなんかの会社から売って
くれってオファーがあったらしい。
へえ。ようわからんけどすごいんやね。
このあたりって、ほんま何もないとこ。

こんな観光で食っていけるんやったらたいしたもんやと思った。
先に進む。
ガソリンを入れるために休憩。

ガソリンスタンドには殆どコンビニがついている。

日本とようにた感じ。


より大きな地図で バグダッドカフェ を表示

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ありがとうございました。