あめりか紀行あじあん風味ー09、ベリンハムに着いた

夕方早くベリンハムというところに着いた。静かな港町という感じのところだ。
ここからカナダのバンクーバーまで車で1時間くらいやと言う。えらいとこ迄
来たもんや。早速展覧会をするギャラリーに行ったら、今日まで展覧会を開催
してた人の片づけがまだ終わってないと言う。19時過ぎまでは終わりそうにな
いちゅうから、先に買い物をして宿に行く事にした。
アメリカのスーパーってどんなんやろ。かなり興味がある。
まず野菜売り場に行く。
トマトやセロリ、レタス、玉葱、ニンジンなどなど、目につくままに買って行
く。値段は日本とそうかわらんのとちゃうやろか?但し、オーガニック売り場
というのがあって、そこに並んでるものはかなり高いように思う。
どれもアメリカサイズででかい。しかし、ニンジンだけが細くて小さい。
どうもこれって皮をむいて調理するんと違て生でぽりぽり食うみたいというの
が後でわかった。普通のもどっかにあったんやろか?
後は調味料なんかを買いつつ肉売り場へ、肉はやっぱりアメリカやね。スライス
したパックなんか置いてへん。どんと切り身を量り売りなのだ。牛とチキンと
ベーコンを購入。
後はパンとビール。おっとバーボンも忘れたらあかん。
買うたのはワイルドターキー101と言うやつ。値段は安かったけど、えらい
おいしかった。土地の酒は、土地で飲むと美味いって言うけどそのとおりや。
アメリカにいるあいだずっとこれを飲んでた。
さて、一杯買うたんで、レンタルハウスの当分の食料は大丈夫だ。今晩の野菜
スープを仕込んだら、ギャラリーに戻って展覧会の展示の準備をしよう。

レンタルハウスって始めての経験だ。これまた興味がある。
静かな町の瀟洒な2階建ての一軒家。寝室が3つあるんで、男ばっかり6にんや
から、2人ずつ寝ることになる。ちと窮屈やけどしゃあない。
あとは大きなリビングとダイニングとキッチンがある。
暮らすための家具は総て揃っている。
キッチンにも調理道具が全部揃っているし、各階にトイレとバスルームがある。
洗濯機も乾燥機もあるやんか。
これやったら何の心配もない。
ここからギャラリーまでは歩いていける。これもえらい便利や。

ギャラリーも小さな街のお洒落な建物。
これもええ感じや。
ベリンハムって大分北にあるって言うことで、サマータイムになっていて、
日本とは時差が16時間。暗くなるのが非常に遅いんで勘違いする。
なんだかんだって展示の準備をしてたらあっという間に22時を過ぎてしまった。
帰って、飯食って、酒飲んで寝ようとしたら、1時を回ってた。
長い一日やったなあ。


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