堺市立博物館、文人画を見に行く

時々図書館に行く。図書館で本を借りるのは非常に便利だ。アマゾンで検索するようにネットで
検索して予約しておくと、家の近くの図書館まで配送してくれてメールがくる。
それで受け取りにいけがいいだけなのだ。
図書館で本を貰っているあいだによそ見をすると、市立博物館の企画展の案内があった。
「中国文化への憧憬 -近世絵画の文人世界に遊ぶ-」
おお、文人画の世界だ。水墨画を習っているものとしては是非行っておかないといけない。
けっこう続いた雨もやっとあがったので自転車でぶらぶらと行って見ることにした。
片道30分弱。結構良い運動だ。行きは下りが多いのでらくちんだが、帰りはちょっと
しんどいかな。歩道が狭い所が多いし、車道は車が多いので自転車は走り易くはない。
しかし寒いとは言えもう春だ。桜もちらほら咲き始めている。この道ももう少しすると気持ちが
よさそうだ。
踏切でかなり待たされて公園に入る。公園の中にも春が訪れているようだ。
他に人はいないし、自転車なら正面玄関に乗り付けokだ。
自動販売機でチケットを買っていると、「65才以上じゃないですか?」とチェックが入る。
割引があるのだ。ちょっと足りない。
「常設展はボランティアの無料解説がありますよ」という事だ。ちらっと見ると女性だったので
「頼もうかな」と一瞬思ったが常設展をゆっくり見る気はないので断った。
いきなり目に入ったのは、狩野派の○○(名前は忘れた)と言う人の6曲1双の屏風画だ。
「これはええ」
田舎の村の風景だ。子供が遊び、酒をつくり、本を読む人いて、碁を打つ人がいる。
「こういう画を画きたい」長閑な風景を大胆でのびのびと描き表している。
他にも狩野派、曽我派の水墨や着色の画が多くはないが展示されている。
竹林の7賢もある。
「それでもやっぱりこれがええわ」と又見に戻った。
長谷川等伯も堺の商人や僧達に画を買ってもらっているはずだ。
堺は経済と文化が大いに沸騰した時代があるので、こういう良い物があっても不思議はないのだ。
この企画展の後半の部も見に行かないといけないなあ。
200円だよ。

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