ご飯屋さんで、知る人ぞ知るとか、隠れ家とか秘密の・・・とか、妖しいとか
そういう呼び方のお店の事を聞くと行きたくてたまらなくなる。
変な性格なのだ。
それで前から、隠れ処と名のついたうどん屋さんの事はテレビで見たりして知
ってたんやけど、つい行く機会がなかった。ある日、ちょうどそっち方面で都
合のええ隙間があったんでせっかくやから行って見ることにした。
都島で降りたらすぐって書いてある。簡単、簡単って思てたら、えらい、大っ
きい道ががーっと交差してる。普通の十字路とちゃうんでちょっと間違いかけ
た。でもすぐに見つかった。
入り口はなるほど妖しい。
中に入ると普通の民家の玄関やんか。「ごめん下さい。こんちわ。」って声か
けても返事がない。まあ、普通の家ちゃうし、お店やし、入ってしまおと、靴
を脱いで上がると、奥から奥さんが出てきはった。
よかった。
安心して空いた席に座る。
さて何を頂こう。
うどんだけではちと寂しいなあ。
ミニ鶏丼とうどんがセットになったやつを頂こう。
右手の方の奥の間にもお客さんがいてはった。
他所のお家にご飯よばれにいったちゅう感覚やね。
じっくり待って、お料理が運ばれてきた。
鶏丼はミニとは言え、食べ応えはある。しっかりした味付けでおいしい。
うどんは昔ながらの大阪スタイル甘い目で薄味系の出汁でおいしい。うどんは
にゅるっと柔らかくて腰が無いようではあるけど、意外とそうでもない。しな
やかさがあっておいしい。
昔はお店をやっておられて一旦引退されたあと、うどんを作って食わせるとい
う心止み難く、おうちで又うどん作りを始められたような話をテレビではして
いたような。
そういう気持ちが伝わってくるような味でした。
ごちそうさんでした。
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ありがとうございました。