あめりか紀行あじあん風味ー08、イサクワ高校へ

朝、4:45頃チェックアウトのフロントに降りて行った。今日は5時に出発
ということで、しばらくして迎えの人が車でやってきた。わしらも順次降りて
きて揃い始める。しかし、あと一部屋2名が降りてこない。おかしいな?
部屋に電話するが返事がない。返事がないというのはもう部屋をでて移動中と
言うことやろじきに来るでと待っていたけど、一向にこない。おかしい。
何遍電話しても出えへん。あんまりおかしいのでエレベータに乗って上に行っ
て部屋をノックしてみた。
「はーい」って? 寝ぼけた顔で出てきはった。
と言う具合にあさから大慌てでばたばたして、めでたく出発した。

シアトルの街を後にして、

だんだん夜が明けて来た。

郊外にあるイサクワ高校と言うところに行くのだ。
一行の方々はここで日本語教育をされてる先生と縁があって、この先生のクラス
の生徒達に水墨画や書を見て描いて貰って日本文化の切れ端を感じて頂こうと
いうのも今回の旅の目的の一つでもあったのだ。
残念ながらわしは、生徒にものを教えた経験もないし、誰かに画を教えた経験
もない。不安が一杯なのだ。
高校に着いた。

アメリカらしい(よう知らんけど)、自由で明るそうな若者達で一杯だ。
映画に出てくるような、ヤクザやらヤク中やらわからんあぶなそうな若者なん
かは一人も居いへん。皆さん非常に礼儀正しい。

良い家の良い生徒たちなんやろなあ。
しかし、元気一杯だ。

なんか事情がようわからんままに授業が始まった。
日本語の数クラス全部に順番に同じ事をやるらしい。
見よう見まねでやるしかない。
もたもたしながら時間稼ぎ。
もっと準備しといたらよかったなあ。

それにしても、素直な高校生達だ。こちらの言うことを素直に聞いて一生懸命
やってくれる。何かこっちが勉強さしてもらってる気分になってしまう。
学校の先生ってやったことないけど、大変なんやなあ。
1回ずつのクラスの中で、イベントとして、詩吟をやられる方がいて、それに
合わせて詩吟の語句を書で描かれる方がいた。
大したものだ、詩を謳う速さで大きな紙に文字をさらさらと一息で書いてしま
うのだ。
何だかんだで緊張した一日が終わった(まだ終わってへんけど)。
観光と違て慣れへんことやったらえらい疲れた。
さて、ここから今度は北に向かう。ベリンハムというカナダとの国境に近い街
まで行くのだ。そこで展覧会をやるというんで、着いたら又準備せんとあかん。
どうなることやら。

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ありがとうございました。