自分のハンカチがどうもよくわからない。
いつも家人に洗濯、アイロンして貰っているが、よく憶えていないので、すぐに
行方不明になるのだ。家族の誰かと混ざっているのだろうが、自分で記憶して
いないのだから、分からなくなってもどうしようもない。
老いた証拠だなあ。
それで、特長のあるものに変えてしまおうとした。
持っていて自分で愛着が湧くものが良い。
それで藍染にすることにした。日本で探してみたが、ちょうど良いのがなかなか
無い。どうも高級工芸品になってしまって、値段が高いのだ。しかも大判のもの
しか無かったり、生地が絹だったりする。
仕方ないので、先日、上海に行くと言う友人に頼んで、中国の藍染を買ってきて
貰った。前にも買った、上海にある「中国藍印花布館」のものだ。
なかなか使い良い。生地も綿なので、使っていると風合いがでてきそうだ。
大きさも丁度いいので、他の用途にも使えそうだ。
沢山買ったので、じっくり使い込んで行こう。
ついでに風呂敷も買ったので、楽しみが増えた。
友人の話によると七宝街にも藍染めの店があって、いいのが揃っているそうだ。
風呂敷はそこでも買ってきてもらった。
次回は自分でも行ってみようと思う。
こういうのは、時間をかけて味をつけていかないといけない。楽しみだ。
しかし、最近は日本でも中国でも、こういうものは、日用品として愛用する人が
少なくなってきたのが残念だ。いろんな藍染めのモノが気楽に買えるといいのにと思う。
毎週、月曜はこだわりのモノの話です。