さて、バンコクからアンコールワットのあるカンボジアのシェムリアップに行
くのだ。アンコールワットは曾遊の地である。もう十年ほど経つんでかなり変
わってしまったと言う。向こうにしたら経済的に良うなった。進化したって言
うんやろけどわしらにしたらきっと俗化したってがっかりすることになるんと
ちゃうやろか。行って見るしかないのだ。
今回のタイ旅行のついでにちょっと日程に余裕あるし、バンコクはアジアのハブ
って言うしどっか別の国も行きたいなと物色してたら、わりと安いチケットで
シェムリアップにいける分かったのだ。人気のバンコクエアよりカンボジアエア
だったら半分以下の値段で買える。大丈夫かなと心配がかすめたけど、何ちゅ
うてもカンボジア国のナショナルフラッグやからそんな心配いらんやろとも思
う。しかも日本でネットで簡単に買えたのだ。と言うことで心も軽く、荷物も
あらかたはバンコクのホテルに預けて身も軽くして空港に向かう。
もちろん電車で。エキスプレスは朝早いと動いてないからシティラインの方に
乗る。簡単だ。
降りたらすぐにイミグレに急ごう。と改札に向かいかけたら、人の流れが急に
ぴたっと止まる。「時間よ止まれ」みたいや。
「何やろ」と思たら、友人が毎朝8時に国歌が流れて、その間は駅の改札の機
械すら止めて、皆、直立してそれを聴くのだそうだ。そう言う事やったら敬意
を表せんとあかんなあと帽子を脱いで姿勢を正す。
国歌が終わると又動き出す。
スワンナプーム空港はえらい広い。かなりローカルな路線やから出発ゲートは
ずっと端の方だ。
一応、その場所を確かめてから朝飯を食う。朝早かったんでホテルの朝飯には
間に合わへんかった。朝やし、1時間ほどのフライトやから飛行機では大した
もんは出えへんやろ。しかし、空港ではあんまりB級めしは見あたらへん。
まあタイ風焼きソバでも食っとこう。
バッタイって言うんかな? 意外と美味い。
空港のインフォメーションでWiFiのパスワードもらったんで飯を食いながらや
ってると繋がった。いけるやんか。しかし、ゲートの待合所まで行くともう繋
がらへん。まあそう必死でネットにしがみつく必要はない。
さすがカンボジア航空、定刻が来たら種発だ。
ちょっとちっちゃいプロペラジェットだ。
ハノイからラオスのルアンパバーンに飛んだ時と同じようなやつだ。
中に入ると、アンコール遺跡の仏像にそっくりの美人のキャビンアテンダント
が笑顔のサービスをしてくれる。
うとっとする間もなく着陸態勢に入る。
下に見えるのはトンレサップ湖のあたりやろか?
あっちに見えるのはアンコール遺跡のあたりやろか?
だんだん気持ちが高まってきた。
さあ行くぞ。
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