インド、ダージリン、シッキム遊-24、茶畑通り

いよいよ州境の橋を渡る。

学校帰りの子供達が集団下校してきて向こうから歩いて渡ってきてる。ダージ
リンの方が都会やと思たけど、学校はこっちにあるんやろか?あの山を越して
帰るんやろか? ようわからんけど子供達は元気一杯だ。大きい子も小さい子
も次々とやってくる。

車も来る。行く車もある。
行く車も、来る車も一度に1台しか通れないのだ。

交代で順番に橋を渡っていく。強度的に一度に一台というよりは、保安管理上
の問題ではないかと思える。
この州境の橋と村落を通ると道は一気に山道を上がっていく。地図で見ても国
道と言うよりは茶畑の為の間道のように思える。だんだんと茶畑が見えるよう
になってきた。これがあのダージリンティの茶畑か。見た目は日本や中国で見
る茶畑と変わらない。まるまった茶の木がぽこぽこと並んでいる。

車が上に上がって行くにつれて人の姿が見えるようになってきた。
この暑さでこんな斜面でお茶を摘む作業は大変やろなあって思う。
ところどころに小屋が建ててあってその中で茶摘のおぢちゃん、おばちゃん達
が休んでいる。こちらに気がついたら笑って手を振ってくれる。

皆さん、小柄で、痩せて、日に焼けている。でぶった人は一人もいない。でぶ
った人はこう言うところで仕事をしないのか? でぶった人はこういうところ
で仕事ができないのか?

そんなことは全くわからんけど、日本の早乙女さんとは又ちがったスタイルで
茶葉の収穫をしている。
後で聞いた話やけど、茶葉の収穫に対する支払いは、作業者が近隣の人なのか
年齢は高いか低いかなどで格差があるのだそうだ。うろおぼえの聞いた話やか
らあんまり信憑性はないけどね。


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