空堀商店街、「旧ヤム邸」

この店も、「カシミール」の記事の時にコメントを頂いた、Masashiさんに教えて頂いた店だ。
昨年のうちに行っておこうと思っていたが、年明けになってしまった。それにしても辛いもんの世界が
どんどん広がって有難い。

さて、いきなりドジってしまった。
「「旧ヤム邸」いくぞ」とチャリンコに乗って地下鉄の駅まで来たら、地図を忘れて来たのに気がついた。
ぼんやりとは頭の中に地図があるが、それで行きつく自信はない。仕方ない。預けた自転車を出して又
振り出しに戻った。
着いたら谷町六丁目、空堀通りだ。谷町筋から西に延びた方に入る。
「えらい元気な商店街やなあ」、平日の真昼間、通る人が多い。店も閉店中は殆どなくて、人がいて
声がかかる。
「こんなん久しぶりやなあ」自然と気持ちが明るくなるやんか。
おもろいので、先に松屋町筋までずずっと歩いた。
「なんかええなあ」、確か、近松門左衛門の墓なんかもあったはずやけど、下調べなしではようわからん。
その代わり、昔ながらの豆腐屋が二軒もあった。
「こんなん、商店街が寂れてえへん証拠やで」と思った。

肝心の「旧ヤム邸」はかなり戻る。商店街入ってすぐのあたりだ。
入り口の分厚いビニールカーテンは中国テイストで面白い。

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入って直ぐに足踏みのシンガーミシンが置いてある。「いなかにあるやつと似てるなあ」
古ぼけた自転車も。
こういう雰囲気は好きだ。
ずっと奥のカウンター席に通される。
店員さんの応対も丁寧で気持ちがいい。
「一番辛いのはどれですか?」、「やっぱりキーマかなあ」
それで、本日のカレー膳、エビキーマとごぼうキーマ、ごはんは玄米を選択。
ちらちらと客席を見ないふりしながら眺めていると、おしゃれな女性達が多いようだ。
さもなくばカップルかな。センスのよさそうな年配の女性もいる。
変なじいさんは私だけだ。

さて料理は。
カレーにこの付け合わせの小鉢、ちょっと味が合わへんなあ。
カレーはエビはエビの味、ごぼうはごぼうの味がしっかりしてたし、キーマのパサパサ感も少なくて
美味しかった。
ただ、スパイスのパンチとか辛さの攻撃とかは殆どなくて、店の雰囲気に似合ったお洒落な味であった。

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それにしても元気な空堀商店街はええなあ。
又、エエとこ探して食べに来よう。

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ありがとうございました。