中国美術学院の方を案内して、「次は」と言うと、銀閣寺のそばにいるのならやっぱり
橋本関雪美術館を見て頂こう。
それに今回は特別に、この記念館の館長さんと親しくしているという人が我々のメンバー
の中にいるから心強い。
まずはお庭を拝見。「白沙村荘」と言う名が付けられている。
門には「結屋在城市 掩石即深山」という対聯がかかっているそうだが気が付かなかった。
中門なのか、池を巡る小径の入り口をくぐって東屋に至る。
紅葉が池に映えて美しい。
中国の方もえらく気に入られたようだ。
中国の蘇州にある庭園のような粋を凝らしているようでいて実は素朴な造りになっていて
感じがいい。動線の中に目の錯覚をつかって小さな庭を大きく見せるような細かくいやらしい
工夫は見られない。
出来た当初は周りに家があまりなくて、銀閣寺、東山を望む風景によく溶け込んでいたのだろう
と思う。
感慨にふけっていると館長さんからお呼びがかかって、お茶を頂きながら、関雪さんに関する
想い出話やこの記念館の活動などについてお話を聞かせて頂く。
やはり特別なお知り合いがいるとありがたい。
橋本関雪の中国への関心などがよくわかった。篆刻の収集もすばらしい。
最後は慌ただしく記念館の中へ。
この人の画には気品がある。
中国の水墨画に通じるものが随分たくさんあって、やはり中国への関心の高さがうかがえた。
おっと、急がないと昼飯食って次の予定が・・・
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ありがとうございました。