最近読んだ本、「表の体育、裏の体育」、「沖縄誰にも書かれたくなかった戦後史」

  • 2011年11月20日
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甲野善紀、「表の体育、裏の体育」
甲野善紀という人の本は結構読んだ。「なんば歩き」からたどり着いた人だ。
体幹を使った体の動き、うねらない、捩じらない、矯めない動き、なるほどと思う。
非常に分かり易い、納得しやすい。しかし現実にどうやったらいいかが難しい。本を
みただけではよくわからない。動画が出ているサイトもあるのでそれなら少しわかる。
しかしもっとわかりたいと思う。
一本歯の下駄も買って愛用している。たしかにギックリ腰に効いていると実感している。
この本は、肥田 春充と言う人が考え出した、「肥田式強健術」を紹介していて、丹田を
鍛える事で人はどこまですごいことになるのかを教えている。
「これなら仙人になれるやん」と思わせるほどだ。出来るかどうかは別の話だが、この人は
確かに仙人又は超人と言える人になってしまったのだ。
しかし、こういう本を読んでなるほどなるほどと思うだけで、それなら自分の生活に
どう生かしていくかという事が問題だ。
先日、杭州の美術学校にごく短期に画を習いに行った。
その時に先生が、立って描けと言っていた。立ってリラックスして、筆の根元をもって、
バレーを踊るように自由自在に筆を動かすのだと言うのだ。
これって、もしかしたら体幹を使って画を描くということとちゃうんやろかと気がついた。
座って体を固定して力んで捻って捩じってをしないで自由自在な動きを身につけろという
ことなんやろと何となく感じた。
それで今は立って描く練習をしている。
上手になったらいいけどね。

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佐野眞一、「沖縄誰にも書かれたくなかった戦後史」
大分前に、日本人のDNAに関する本を読んだことがある。
大別して3つのDNAが残っているのだそうだ。今の大部分の日本人のDNAとアイヌの文化を
伝えるDNA、沖縄の海洋文化を伝えるDNAだったと思う。
特にアイヌと沖縄の独自の文化は段々消えつつあるから大事にしないといけないといった
内容を興味深く読んだので沖縄についても気になっていたのだ。
この本は沖縄について知らない事を沢山教えてくれた。
かなり暴露本的な気合いを感じる部分もないではないが強烈な迫力もある。
戦前戦後からつづくやくざの抗争と系譜や芸能人輩出の秘密。
某巨大スーパー起業時の謎、基地問題につながる沖縄の土地の話等々。
確かにおもしろい。
しかし、おもしろおかしく読んで何かが理解できたと言うわけでもない。
「はかりしれない深い闇がありそうだ。とんでもない重いモノを抱えていそうだ。
いろんな歪やゆがみが渦巻いているようだ」そんな風な事がなんとなく感じられたに
すぎないかもしれない。もっといろんな本を読まないといけないと思った。

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