まさか泉佐野に本格四川料理の店、「蘭梅」

かなり前の話だが、友人と一杯やることになった。
場所は泉佐野だ。友人の仕事の関係上そこが便利だったのだ。
「あんなとこに店あったかなあ?」
それで、食べログなどいろいろ調べて見た。
貝塚か和泉大津はどうやろ?
泉佐野漁港のあたり、夜でもやってる店があるらしい。
そのうち、本格四川料理の店があるらしい事がわかった。
「これはええやん」と思った。
友人と私は、中国でのつながりの縁が深い。
昔はよく出張で一緒に行って、いろいろしんどいことも沢山あって、共通の想い出が
山のようにある。
そういう時は殆ど辛い四川料理を食いながらだった。
仕事が終わって、辛いもんを食べて、時にはカラオケなんかに行って、そのあと
飲み直しで又辛いもん食べて、そのあとマッサージ行って、又、辛いもん食べて寝る。
そんな事も楽しい思い出だ。
そういう話をしながら、辛いもんを食べて酒をのんだらおいしいやろうと思ったわけだ。
それにしても泉佐野とは遠い。
駅をおりて、海側と反対、東の方、国道までかなり歩く、国道に出たら、道に沿って
北に50mほど行くと左側に看板がある。
国道から少し入ったところに店があるのだ。
店に入るとすぐに、中国で嗅いだあの辛ーーーーい香りがしている。おいしい香りだ。

ranmei110612-1
客は一組だけ。先客が注文をいろいろ悩んでられるあいだに、
「麻婆豆腐」、

ranmei110612-2

「水煮魚」、

ranmei110612-3

「辣子鶏」

ranmei110612-4

を先に頼んでしまった。
中国でちょっとイケそうなB級四川料理の店を見つけると、まずこれを頼むことに決めてるのだ。
同じものを食べ続けていると味の違いがわかるからだ。
「一番辛いやつで!!!」
店主がにやっと笑った。
こんなメニューが食べられるなんて信じられない。本格B級四川料理だ。
メニューだけでも感動するが、味もいい。唐辛子の辛さだけでなく、花椒の痺れも
充分ある。麻辣の魔性の味だ。

昔話をしながらわいわいと喋っていたら、店主が話しかけてきた。
「私は中国に居た頃、海部首相が来て、通訳したんですよ・・・」
「その頃私も中国にいたんですよ・・・」
友人は中国駐在経験者だ。それで又話が盛り上がった。
別席のお客さんも中国に行ってビジネスをやっているそうだ。
かなあり盛り上がって来たと見て、店主が二胡を披露してくれた。
日本の曲を引いて中々上手い。そのはずだ。二胡の先生をしているのだそうだ。
更に調子にのって、「白酒」飲まないかと勧められた。
「四川省の白酒はおいしいんやで」
なるほどおいしい。
「この酒知ってる」成都に旅行に行った時に買って帰ったことがあるやつだ。
「瀘州老窖特曲」というやつだ。度数は52度。きりっとして甘みがある。

ranmei110612-5

辛いものに十分満足して、中国話に十分満足して、
大いに飲み過ぎて帰った一日であった。

店名、「蘭梅」
ジャンル、四川料理(中国料理)
住所 泉佐野市上町1-8‐26
電話 072-463-1658
営業時間 11:00~15:00、17:00~22:00
定休日 第1・第3月曜日
メニュー 日本語(中国語)
言語 中国語、日本語

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 グルメブログ 関西食べ歩きへ
にほんブログ村

ありがとうございました。