亀を見て蓮を思う

ウォーキングをしていたら、疏水で亀を見た。何匹かが水面に上がってきていて
気持ちよさそうに泳いでいる。
可愛いのでしばらく見ていた。
亀が泳いでいる、ちょっと緑色に濁った水面を見ていて、中国の蓮の池を思い出した。
中国の古鎮や古邸を廻ると殆ど門の前に蓮池がしつらえてある。
風水の考えで池を配するのと、防犯や防火を兼ねているのだろうと思う。
そして蓮は縁起がよいのかよくはわからないが、中国人は非常に好んでいる。
ちょっとした池や水路があるとよく蓮が植えられているし、蓮を特別に育てている田も
ある。
そして水の中には鯉や鮒を放して飼っている事が多いが、亀などもいる。
魚は余るという字と同じ発音だから縁起がいいし、亀は長生きだから縁起がいいの
だろうか。
それでちょっと、亀に蓮を配して画を画いてみた。
水中のモノを画くのは難しい。
蓮を画くのもこれまた難しい。
研鑽あるのみだ。

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先日行った、安徽省の世界遺産、宏村の入口の門にも見事な蓮池があった。
小学生が沢山きて写生をしていた。

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潜口村の旧家の前庭の池だ。

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呈坎村は八卦の陣でできたいる。一度入ったら同じ所には絶対出られない。
ここの蓮池を配した庭園が見事だなあと思いつつ中に入ってみたら
結局、ここには戻れず、1kmほど離れた出口にたどりついた。

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