ブレッソン 瞬間を切り取る写真家

  • 2006年8月30日
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ブレッソン 瞬間を切り取る写真家

 大阪の京橋は、日が暮れるといつもの雑踏がやってくる。
あちこちに怪しいネオンと呼び込みの人.すれ違う瞬間に必要なキャッチコピーをささやいてしまう技はたいしたものだといつも思う。
いつものように、この辺の居酒屋で年上の友人と飲む。彼は、私より一足早く定年退職し、転職していった人で、私が、定年を迎え将来の進路で悩んでいた時、色々相談に乗ってもらった人である。
団塊の世代はみんなそうかもしれないけど、ひたすら、人生を足早に前かがみで歩き続けてきた人たちは急には止まれない。
いろんな戸惑いを語り合う事が多くなっている。
今日は、アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真集を見せていただいた。
瞬間を切り取る名人と言われている写真家である。
私は、インドの高原で、山に向かって祈りをささげる風景を切り取った
写真が特に気に入っている。流れる雲と、遠くの山と、静かに日常的に祈りを捧げる人たち、永遠とも思える静けさの中の一瞬をそっと切り取った風景だ。
私のブログも、いろんな国のいろんな街角の日常を、普通に切り取って
みたいものだという思いで作っている。

これは、ベトナム ホーチミンのある街角の風景。
ブレッソンの写真とは全然違うけど。切り取りたい気持ちは、気持ち。

vietnam060830