映画「旅の贈り物 0:00発」

映画「旅の贈り物 0:00発」を見ました。
いろんな事を考えさせてくれる良い映画でした。
思えば私は、ずーと走り続けています。
大学生になる時、故郷の和歌山から夜行列車で九州に向かいました。
いや、その前は、高校時代、越境通学で、電車で走ってたし、
中学も自転車で走ってた。
就職しても毎日通勤電車で走り続け。
定年が来てもいまだに走ってます。
人生は、走りつづける旅ですよね。

ゆっくり、立ち止まって、自分を見つめ直さなくてもいいじゃないですか。
走り走りながら、優しい気持ち、穏やかな気持ちを忘れなければいいじゃないですか。
「月日は百代の過客にして・・」ってテロップが流れてましたよね。
この映画の旅は心の旅と見ました。
生き生きて、又生き生きて・・死に死にて・・て言葉が浮かんできました。
何処まで行っても迷い多き人生です。

例えば、こんな本を読んだ事があります。
-「谿声山色―奥会津に見る正法眼蔵の世界」
 春のお彼岸に、心優しい顔をした老婆達がならんで、墓参りをしています。
 その笑顔そのものが、悟りの境地だとこの本は言っているような気がします。
この映画でも、優しい顔の人たちがいます。
 
 そうかもしれません。
 人生の達人かもしれません。
 でも、「悟りすますな!」と思う時もあります。

私は、あのイメクラ嬢が好きです。
彼女のくったくのない明るさの影にどれだけの思いがあるでしょう。
そんな人たちも、けっこう見てきたような気もします。
0:00発の列車の切符は誰でも持ってますよね。

これを書いている、今(すみません、実際の投稿日とは少し違います)
 明日、北京に旅立ちです。(すぐに帰ってきますけど)
 私の人生の旅はどうなって行くのでしょう。

「喝!」ですかな・・

tabi061016