たまたま時間ができたので久しぶりに映画に行きました。
やっぱり中国映画がいいかなと思って、「中国映画の全貌2006」というのに行ってきました。私が見た映画は「ようこそ羊さま」というものでした。
タイトルからして、ちょっとダメっぽいかなって心配してたのですが、やはりダメでした。
舞台は、雲南省の山の中の貧しい村です。産業もなにもありません。
そこに、村長や役所の肝いりで外国産の羊が2頭送られてきます。
この地で羊を増やして、なんとか羊毛をとる仕事を作ろうというものです。
そして、人の好い夫婦が選ばれて、奮闘を始めますが、何分草もろくに生えない土地柄なので、羊はどんどん痩せて行きます。うまく行かないと村長の体面にも関わるので、村長も必死です。
でも、せっかく妊娠しても流産させてしまい、結局は断念ということで、羊は取り上げられてしまいます。
こういう話で、貧しいけど、あっけらかんとした生活ぶりは、よく描けていて本当らしいけど、だからどうなのとの思いだけが残りました。
どうも、中国政府の教育映画を間違って見てしまったのかなあと後悔してしまいました。
でも、雲南の山は綺麗です。いつか是非見に行ってみたいところの一つです。
雲南と言えば、昨年ですか、高倉健の「単騎千里を走る」という映画を北京で見ました。雲南省の山と村が舞台だったのですが、これも私には、いまいちでした。綺麗な景色の中で、健さんが空回りしてました。
やはり、言葉がしゃべれないと大事なものは伝わらないと痛切に思った次第です。
最近好い中国映画を見てないなあ。