上海に行く前には東洋陶磁美術館へ是非どうぞ

東洋陶磁美術館には、陶磁器の傑作がとても沢山あります。テレビ番組の「お宝鑑定団」でも、「東洋陶磁美術館で本物をよく見て勉強しなさい」といった話がよく出ますが、本物の勉強をするにはとてもよいところです。
特に、韓国の青磁、白磁や中国、元、宋、明時代の青磁、白磁などの逸品が多くあります。
又、景徳鎮磁器のコレクションも秀逸です。
勿論、「油滴天目茶碗」など、国宝の逸品も沢山あります。
上海博物館に行くと、この東洋陶磁で見たものとそっくりなものが沢山あります。
上海博物館は、勿論巨大な博物館なので、スケールはもっと大きく、東洋陶磁の中国コレクションの範囲を含んで更に、時間や内容の深さを大きく拡大して集められています。
いつか又、上海博物館の話もしたいと思うのですが、やはり、上海博物館に行くのであれば、この東洋陶磁美術館で事前にいろいろ勉強してから行くと更に見聞が深まると思います。
景徳鎮の磁器などは、ここで見ておいて、上海で見ると、ああなるほどこういうベースの上で日本にこうやって流れてきたんだというのが良く納得できます。
今回は、高麗青磁の梅瓶の特集でした、象嵌の美しいものから、清楚な絵付けのものなど印象的なものが沢山ありました。
高麗青磁は、私は大好きです。
ひっそりと清楚なたたずまいが好いです。
景徳鎮のしっかりした造りも好いですが、少し、歪んで、形も地味で、ひそやかに絵付けや模様付けされたものは、強く心を惹かれます。
高いものは買えませんが、いつか良いものを買いたいなと願っています。
以前、ソウルに出張で行った時、青磁茶碗を一つ買いました。
そういう話もいつかするでしょう。

もう、何度も東洋陶磁美術館に通っています。

meipin061201

**これからは毎週金、土、日曜は四方山話のつもりです。