まだ、開店前だ。
又又、昨年末の話だが、水墨画の老師と友人とで、たまたま時間ができたので、
「飯でも食おうよ」という事になった。
「まあ、忘年会やね」
というが、時間が早すぎて、ちょっと飲んで食えるようなところはどこも開いていない。
「知り合いがいるから」と老師が連絡をとってくれた。
「丁度今から店開けに行くとこやから」ということで皆一緒に行った。
店に入るとまだ暗い。コックさんが寝ている。
「ランチタイムで疲れたんや」
「起きるまで簡単なモノから食べよう」
と言う事で宴会が始まった。
この店は上海料理だ。老師とマスターも上海語でバンバン喋っている。
「まったく何のこっちゃわからへん」
中国語に堪能な友人もお手上げだ。
味は素晴らしい。
「ちょっと甘い目で、あっさりしてそうで味が濃い、しかし食べ易い」
という美味しい上海料理の特長だ。
料理の注文は全部老師にお願いしたので、何が何かは定かでないが、
とにかく美味いのだ。
上海蟹もある。
バイヂュウと特別な薬味に漬けておいたものだという。
これが又、神秘的に美味い。
極めつけが紹興酒だ。何年モノか聞きもらしたが、かなりの年代物だと思う。
コクがあってまろやかで味が濃い。言う事はないのだ。
とうとうへべれけになってしまった。
この店は絶対にお勧めだ。
店名 上海人人飯店
住所 京都市中京区寺町御池上る本能寺前475雅会館1階
電話 075-211-0707
営業時間 ランチ 11:30-14:30(土、日、宿:15:00)
ディナー 17:00-22:00