最近夢中で読んだ本、伊集院憲弘、村上龍

  • 2007年7月3日
  • 4人
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伊集院憲弘 「客室乗務員は見た!」
旅と飛行機ってつきものです。
飛行機の中では、実にいろんな事があります。
携帯電話をなかなか切らない人、切らないどころか話をやめない人。
椅子を倒したり、テーブルを出したりする人。注意されても不満そうです。
よっぱらってフライトアテンダントにぐちゃぐちゃ言う人。
シートベルトランプがついて着陸態勢に入ろうとしても、トイレに行こうとする人。
深夜便なのに、大きな声でおしゃべりする人。
わがままというか、あまり人のことを考えていない人は沢山います。
そういう世界の極め付けを紹介してくれています。
ここまで、わがままになれるかという人たちも出てくるし、
子供を産んでしまう話まであります。
そういえば、私が、バンコク行きの飛行機で着陸寸前に、貧血を起こして気分が悪くなった時も実にてきぱきと処置してくれました。
旅に行けるから。
やっぱり、飛行機に乗りたい。
飛行機に乗ったらうれしい。
です。

村上龍 「空港にて」
都会の日常のどこかの場所を切り取って、
誰しも、どこかに行きたい。何か別のことをしたい。
ここから抜け出したい。
そういうような思いを、
思いの流れを、言葉をつむいで、追いかけて行きます。
始まりもないし、終わりもない、
思いだけがつづられて行きます。

・・・「どこにもでかけようとしない人間がきらいなだけだ」・・・

kuukou070703

毎週火曜は最近夢中で読んだ本の話です。