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近畿地方

時々京都遊、哲学の道を歩く

さて、「なんば歩き」だ。見た眼で簡単に言ってしまえば、右手と右足、左手と左足を同時に前に 出して歩くのだ。○○宅配便のロゴマークで飛脚が走っているのがそうだという。 「なるほど」 これが何でいいのかというと、足で蹴ってあるくのではなくて腰の動きで歩くのだそうだ。 MIZUNOの上野敏文氏のホームページなどでこのへんの理屈と歩き方が詳しく解説されている。 理論的な事はよくわからないが、「なるほど」と […]

熊野古道の旅ー14.新宮で徐福に出会った

全ての熊野古道は本宮大社に通じている。 高野山から小辺路を通る道、奈良大峰山から奥駆して山づたいに来る道、田辺から山を越える中辺路。 伊勢からの伊勢路もあるし、新宮からの大辺路もある。今回は那智から大雲取越を通ったが機会があれば 又来よう。 本宮大社にお参りしたあとは、田辺までバスで行ってから列車で帰ろうと思っていた。しかし、今日は すべてバス移動になってしまったので早く終わり過ぎだ。田辺行きは1 […]

熊野古道の旅ー13.日本最長路線バスに乗って本宮大社まで

「朝ごはん何時にします?」前の日に聞かれた。 「バスが9時やから、7時でいいよ」と答えた。夜は何もすることがないのでさっさと寝た。 必然的に早く眼が覚める。ちょっと早いが朝飯を食べに行った。那智の宿で一緒だった人達は小雲取越に もう出発した後だ。私達より年齢は上なのに何の問題もなさそうだ。悔しい。けど仕方ない。 さてご飯を食べて、荷物の準備もすっかり終わってもまだ時間がある。 「念の為にバス停に行 […]

熊野古道の旅ー11.越前峠を登り、胴切り坂を下る

昼の弁当は宿で作ってもらったものだ。おにぎり弁当だがこんな時にはありがたい。 道中に食事をとるような店は一軒もないし、自動販売機すら期待できないというのは分かっていた。 この地蔵茶屋跡で道中の半分をすこし過ぎるくらいだから殆どの人が昼食をとるようだ。 しかし、水も出ない。勿論お茶は用意してきている。宿で入れてもらったやつだ。 おにぎりを出ない元気を奮いたたせて、又出発だ。 林道からすぐに古道に入る […]

熊野古道の旅ー10.色川辻、亡者の出会いから地蔵茶屋跡へ

舟見峠をすぎると急な石段の下りだ。せっかく登ったのに下りたくない。下ったらまたその分登らないと いけないからだ。下りの道は腰によくない。横揺れしないようゆっくりおりよう。 下の方からすごい気配がする。 しばらくすると一人の青年がブルドーザーのように登ってきた。我々とは断然迫力が違う。 「こんにちは」と声をかけあいながら見る見る消えていった。 「登りであのスピードやから下りはどんなんやろ」そう言えば […]