京都、「わらじや」のうぞうすい
谷崎潤一郎に、「陰翳礼讃」というエッセイがある。 もともと日本人の家屋や暮らしは仄暗い灯りの中にあったということを書いている。 日が暮れたら、蝋燭や行燈の光の中にほのかに見える部屋のたたずまいがあって、 その微妙な色合いが美しいと書いているのだ。漆塗りの食器などの微妙な艶めかしさなどは こういう光の中でこそ味わえるということなのだ。 その中に、「わらじや」が登場する。書中には「わらんじや」となって […]
谷崎潤一郎に、「陰翳礼讃」というエッセイがある。 もともと日本人の家屋や暮らしは仄暗い灯りの中にあったということを書いている。 日が暮れたら、蝋燭や行燈の光の中にほのかに見える部屋のたたずまいがあって、 その微妙な色合いが美しいと書いているのだ。漆塗りの食器などの微妙な艶めかしさなどは こういう光の中でこそ味わえるということなのだ。 その中に、「わらじや」が登場する。書中には「わらんじや」となって […]
前に琵琶湖の南の方、寿長生の郷に行った話をしたことがある。その時に、丁度昼時に なったので、折角琵琶湖まできたんやから近江牛を食べようと言う事になった。 「近江牛やったら近江八幡においしいすき焼き屋がある」ということで、 「じゃあ、近江八幡に行こ」ということにしたが、行った事はない。 「多分琵琶湖の東の方やったから大津まで行ったらちょっと先やろ」くらいに安易に考え て、それでも一応カーナビをセット […]
大分前に、「みやこ」といううどん屋を紹介したことがある。 この店にはそれからも何度も行っている。京都には画を習いに行くのでその時に便利だという 理由もあるし、うどんが好きだから美味しい所に行きたいと言うのが一番だ。 毎回同じもの食べているとさずがに飽きてくるので、今日は違うものを頼もう。 「カレーうどん下さい」、「というか、うどんじゃなくて黄色い中華そばつかったやつ」 「カレーそばですね」 ここで […]
まだ、開店前だ。 又又、昨年末の話だが、水墨画の老師と友人とで、たまたま時間ができたので、 「飯でも食おうよ」という事になった。 「まあ、忘年会やね」 というが、時間が早すぎて、ちょっと飲んで食えるようなところはどこも開いていない。 「知り合いがいるから」と老師が連絡をとってくれた。 「丁度今から店開けに行くとこやから」ということで皆一緒に行った。 店に入るとまだ暗い。コックさんが寝ている。 「ラ […]