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墨絵作品

障子衝立にお化けを描いた話。

おもしろい衝立を見つけた。 なにか絵のとりつけるのにおもろいもんはないやろかと探していた。 メルカリやら、ヤフオクなども見てみる。 ある時、メルカリを見てたら、面白そうなやつを見つけた。 小型の衝立である。 3連になってる。幅40cm弱高さ90cm弱くらいのサイズだ。 しかも、障子仕立てになっていて、桟がある。 これは面白そう。ここに水墨画を描いて貼ったら面白いやんか。 裏から光を当てたら桟が透け […]

四文字遊びシリーズ。「合縁奇縁」、「消息盈(えい)虚」。

合縁奇縁 水墨画の師匠が、縦長の半切紙にお手本の絵を描いていく。 わしら弟子は、それを取り囲んで一生懸命描き方を見てる。なるほどそうやるか。 向かい側にいるわしは、紙の上部をそっと引っ張って、新たに描く場所をつくる。 こうやって、紙を引っ張って、もう10年にもなるではないか。 そろそろ潮時ではないやろか。 この人のもとから卒業しよう。 それから、又、10年弱やろか。 元々、友人が、京都の賑やかなあ […]

四文字遊びシリーズ。「蟹行鳥跡」、「行雲流水」。

蟹行鳥跡 英語のような横文字は蟹の横歩きのように文字が横向いてる。 漢字は鳥の足跡のように象形からできた。 もう10年以上前のことやけど、中国の杭州へ絵の修行で3ヶ月あまり滞在したことがある。 その地の美術大学で短期国際留学生として外国人を受け入れる水墨画のコースがあって、爺さんながらも学生生活、寮暮らしをしたのだ。 もちろん授業はすべて中国語、普段の生活も中国語だ。 それがわかってたんで、1年か […]

四文字遊びシリーズ。「飲河満腹」、「会者定離」。

飲河満腹 よく、足るを知るとか言われるけど、あさましい欲望から逃れられへんわしら、いや、わしは、後で後悔することが多い。 例えばある日、知る人ぞ知る、裏通りの中国料理店に行ったことがある。多種多彩な料理の品揃えがあるというよりは、ストリートフード的な、裏町食堂的なメニューがならんでいるだけ、しかも日本語が通じ難くそうで、注文は料理名の横をチェックする専用のメモ紙を使う。それでも、どれも美味しそう。 […]

四文字遊びシリーズ。「一木難支」、「周章狼狽」。

「一木難支」 崩れ始めたら、誰にも止められへんという話か。 あってほしくないけど、よくある話である。 某ジャニーなんちゃらの話やら、今、話題の某通訳の話やら、いくらでもある。 バブル崩壊の頃はもっとたくさんいろいろあったかな? 強烈なやつは、わしらの会社がなくなったこと。 バブルの頃は1万人弱もいてた工場が、だんだんと経営が思わしく無くなって、 毎日、何十人、何百人も、転勤、退職の張り紙がでるよう […]