四文字遊びシリーズ。「蟹行鳥跡」、「行雲流水」。

蟹行鳥跡

英語のような横文字は蟹の横歩きのように文字が横向いてる。

漢字は鳥の足跡のように象形からできた。

もう10年以上前のことやけど、中国の杭州へ絵の修行で3ヶ月あまり滞在したことがある。

その地の美術大学で短期国際留学生として外国人を受け入れる水墨画のコースがあって、爺さんながらも学生生活、寮暮らしをしたのだ。

もちろん授業はすべて中国語、普段の生活も中国語だ。

それがわかってたんで、1年かけて一生懸命勉強した。専門用語はちょっと難しいけど、日常の暮らしはある程度できるくらいまで、なんとか読み書きできる程度までは勉強した。

いま、世間で問題になってる孔子学院のHSK5級をとれたんやから頑張ったと思う。

国際留学生のクラスやから、欧米系の人やら、インド人やらアジア系の人もたくさんいてる。みなさん当然のことのように、中国語がペラペラだ。

すごいもんやなあって思いつつ、水墨画の勉強をしていた。

本当に楽しい日々だった。

ただ、残念なことに、ある一人の先生、一番大事な山水画コースの女先生がいかんかった。中国語の授業どころか、英語が喋れるのが嬉しくて、あるいは自慢で、欧米人のところにやたら行って、ベタベタとおしゃべりばっかりしてる。

アジア系の人たちはろくに教えてもらわれへん。やたら、欧米に人にヘコヘコする傾向はわしらの国でもないではないけど、これはあんまりではないか。

大学の先生やで。

困ったもんだ。

横文字がそんなに好きなんか? 漢字の国やのに。

てなこともありました。

あじあん

「何もしないこと」

何もしないことは、あらゆる悪徳の始まりであり、あらゆる美徳の頂点である。

カフカ断片集 新潮文庫 より

行雲流水

心広く。こだわりなく。物事の流れるままに、あらがわず、自然に生きる。

なんて素晴らしいのか。

そんな人に私はなりたい。

なんて、思ったとか、思わなかったとか。

そのわりには、いままでどんだけいろいろ、あの手このて、うまいこという人の口車に乗せられて、まんまと、モノをかったり、何かに入会したり、どこかに行ったり、・・・

なんだかんだいろいろありましたなあ。

いい人らしかったら、ついなんでもかんでも信用したり。

面倒やからついすべておまかせしたり。

それがまた上手にやりはるねん。

とは言うものの、あんまり酷い目にはあってへんから、まあ、よかったか。

それが自然に生きる方法か?

知らんけど。

違いそう。

ちゃんと自分で考えて、手を抜かず。

しっかりやらんとあきまへんなあ。

あじあん

「あざむいてはならない」

だれかをあざむいてはならない。

この世をあざむいて、勝利を得ようとしてはならない。

カフカ断片集 新潮文庫 より

あじあん

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