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音楽

オーネット・コールマン at the "golden circle"

鬼才という言葉は、唐の詩人「李賀」にのみ捧げられた呼び方だといいます。 妖しく、幻想的、それに怪奇的でもある天才の詩は、鬼才そのものです。 その代表作、「蘇小小」、すごい詩です。 シュールな世界だと言えます。 幽蘭露 如啼眼 無物結同心 煙花不堪剪 草如茵 松如蓋 風為裳 水為珮 油壁車 夕相待 冷翆燭 労光彩 西陵下 風吹雨 定型の世界を一気に通り抜けて、凄まじいイメージを表出しています。 儚く […]

シューベルト、歌曲集「白鳥の歌」

もう古い話ですが、この曲は映画「華の乱」でバックに流れていた曲だと思います。 この映画は、大正ロマンを彩った人たちの生き様を与謝野晶子、有島武朗を軸に、描いたものです。 与謝野晶子は女性の愛と情熱を率直に歌に詠むという事を始めた人です。 自分自身も奔放とも言える生き方をしながら、大量の歌を世に出しつづけました。 しかし、一方では、夫の鉄幹をしっかり支え、11人の子供を育てあげるという明確な人生も持 […]

エリック・ドルフィ、「OUT TO LUNCH」

男が画を描いている。なかなか構図が決まらない。 ひたすら、筆を紙にぶつけるが、味のある形にならない。老師の描いているのを見ていると、実は画は既にそこにあって、老師の筆がそれをなぞって拾い出しているように思える。 あせる。こういうのを描いてやろうという強い気持ちがないとだめだ。 おだやかだけど緊張を持続させるリズムが必要だ。時には力強い変化も。 明るいきらめく様な光が必要だが、あくまでも抑制されてコ […]

映画、「エディット・ピアフ~愛の賛歌」

映画、「エディット・ピアフ~愛の賛歌」を見ました。 小柄な体ですが、はりのある大きな声で力の限り歌うピアフの歌を久しぶりに聞きました。大きな感動でした。 この映画を見ていて、ジャニス・ジョプリンを思い出しました。 同じように大きな声で力の限りシャウトするのが魅力の歌手です。 でも、あのようなパワーとテンションを維持するの為に、酒や麻薬におぼれていったのでしょうか。 名声と歌への想いと、生き様とのバ […]

ラフマニノフ、「ピアノ協奏曲第2番」

私が、オーディオにこり始めた、真空管の音にこりはじめた、きっかけになったのがこの曲です。 会社に入って暫くした頃、知り合いから、「先輩がスピーカを手放したがっているので買わないか」という話がありました。 結婚するので、大きなスピーカを家に置けないからという事でした。 今となっては定かではないですが、縦1.5m位、横1m以上、奥行き1m以上はあって、重さも数十キロあったと思います。 その中に、パイオ […]