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よもやま話

インドで買ったペーパーナイフ

先日、古本屋で荻原朔太郎の詩集を買った。良く見るとページが切られて いない。繋がっているのだ。誤装丁ではない。わざとだ。 ページを少しずつ切りながら、読み進めて行くのだ。大きい紙に印刷して 1ページずつ切らずに、そのまま製本して、読者が切るのだ。 「これはペーパーナイフが要るな」、「そういえば昔買ったのがあったぞ」 と思い出した。 昔、たまに印度に仕事で行っていた頃、バンガロールの土産屋で、白檀の […]

草ずもう

すっかり春になってしまった。というよりこの陽気では、もう初夏が近いと 言ってもいいかもしれない。 ウォーキングをしていると、櫻の花がすっかり散ってしまって、春の花が 咲いている。特に雑草の花が目に付く。 レンゲやスミレ、タンポポやシロツメグサ等だ。 子供の頃は、よくこういう雑草がいっぱい生えた野原で遊んだものだ。 そして、オオバコやエノコログサ、シロツメグサなんか、何でもいいから 適当に毟り取って […]

藍染のハンカチ

自分のハンカチがどうもよくわからない。 いつも家人に洗濯、アイロンして貰っているが、よく憶えていないので、すぐに 行方不明になるのだ。家族の誰かと混ざっているのだろうが、自分で記憶して いないのだから、分からなくなってもどうしようもない。 老いた証拠だなあ。 それで、特長のあるものに変えてしまおうとした。 持っていて自分で愛着が湧くものが良い。 それで藍染にすることにした。日本で探してみたが、ちょ […]

柿右衛門の青磁

今年も、有田の陶器市の季節が近づいて来た。 毎年、行くのが恒例になってしまったが、これはこれで楽しい旅だ。 その話は、また、今年行ってからすることにして、昨年行った時に 鍋島の花瓶を買った店に家人がメールして、「何かいいものがあったら 連絡して欲しい」と言ったところ、いくつか写真がおくられてきた。 この時に買った花瓶も前に紹介したことがある。実はその時に、青磁の 香炉も買ったのだ。12代柿右衛門の […]

エコ鉛筆

万年筆やボールペンよりも鉛筆にしようと思ってから、まだ ずっと鉛筆を使っている。 届出書類などで、ボールペン書きを要求されたりする以外は特に 不便は感じない。いつも使っている赤い革表紙のメモ帖には 便利で重宝だ。最近は字もうろ覚えになってしまったので、 良く間違えるが、そんな時、消しゴムで消して直せるのだ。 間違ったり、失敗したりしても、「無かった事にできる」という 感覚が面白い。 しかし、鉛筆は […]