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よもやま話

九度山暮らしのある日、ある日、突然、ガン患者になってしまった話−8、看護師さんたちは忙しい。

看護師さんたちは忙しい。 朝一番から体温や血圧、血中酸素量なんかを測りにくる。 そういう時はいつもパソコンが乗った台を押してくる。全てのパソコンはWiFiを通してサーバに つながってるらしく、いろんなデータは瞬時に更新されるし、各患者の最新のデータがすぐに 画面に出てくる。 この患者にいつ何をしたらよいかすぐに分かるようなのだ。 「よく眠れましたか?」、「よう寝られへんかったわ」、「痛みはどうです […]

九度山暮らしのある日、ある日、突然、ガン患者になってしまった話−7、自立二足歩行爺さんに昇格。

自立二足歩行爺さんに昇格。 三分粥の食事が続く、3足歩行が続く。点滴が続く限りこの体制だ。看護師さんに、 これが何時無くなるのか聞いてみたら五分粥をちゃんと食べられるようになったらと 言うことだった。 五分粥。それが楽しみになった。 手術後6日目やっと五分粥の日が来た。 三分粥とあんまり変わらん気もしないではないけど進歩は進歩だ。 これが何日続いたら点滴がなくなるのか?頑張って食べよう。 ところで […]

九度山暮らしのある日、古澤、厳島神社の「恵比寿のお渡り」神事を見た。

九度山暮らしのある日、古澤、厳島神社の「恵比寿のお渡り」神事を見た。 九度山町って結構広い。紀の川に接する平野部から高野山すぐ近くの山間部まで広大な 山野が豊かにある町だ。高野山信仰と熊野詣で昔から栄えた土地も多くていろんな 行事が残っていることがある。 そんな中で、「恵比寿のお渡り」という珍しい神事があると聞いた。 九度山の町から高野山へ参る街道の途中、古澤というところがあってそこに厳島神社と […]

九度山暮らしのある日、山の中のパン屋さん、「コッコロ (Coccolo)」を見つけた。

山の中のパン屋さん、「コッコロ (Coccolo)」を見つけた。 九度山暮らしのある日、ある介護施設に用があって結構山の中を車で走っていた時、 とある信号を左に大きく曲がる場所があって、それを曲がりつつ見ると道路の崖に 石窯パン、「コッコロ (Coccolo)」という表示があって、あれっええのあるやんと 思い、帰り道に寄ってみた。かなり山の中、ここかなとたどり着いたら、土日しかやってない との看板 […]

九度山暮らしのある日、ある日、突然、ガン患者になってしまった話−6、病棟の朝。

病棟の朝。 朝は6時起床。 爽やかな音楽がなって電気が点く。一斉にざわめきが。朝からスタッフや看護師さんたちが 忙しく動き回ってる。体温や血圧を測ったり、体調を見に来たり、トイレの世話や薬の チェック、それから食事の配膳、この活気と賑わいに元気を貰える。 それに比べて患者さんたちは皆さん静かにうなだれている。 ばっかりではない。歯を磨く人もいれば、トイレに行く人もいてるし、散歩するひともいてる。 […]