CATEGORY

中国紀行

敦煌の旅を振り返ってみたら-07、月牙泉へ

駱駝を降りたら尻がほっとした。けどまだヒリヒリする。結構尾てい骨あたりの 皮がずる向けになったんちゃうかという実感がする。今晩風呂に入るのが怖い なあ。 あたりはほんのり薄暗くなりかけてるけどまだ夕方だ。時間はもう20時を回って るけど体感的には6時前くらいの感じ、月明かりの月牙泉が見れたらええのにと 思うけどまだ少し早いようだ。 月牙泉というからには三日月型の泉があるのだ。 そしてそのほとりに東 […]

敦煌の旅を振り返ってみたら-06、沙鳴山へ

玉門関を見たら、またひたすら砂漠の道を戻る。2時間かけて行ったから、帰り も2時間かかる。戻ったらもう19時だ。もうどこも行かれへん残念だ。 と思いきや周りはまだまだ全然そんな雰囲気ではない。体感的にはまだ真昼間 のようだ。運転手に聞くとまだええでと言う。 しめしめ、「ほんなら、沙鳴山と月牙泉」に行ってもええ?」って聞くと、 ええよって言う。これはうれしい。ここでは北京時間よりは体感時間が重視され […]

敦煌の旅を振り返ってみたら-05、玉門関へ

莫高窟を堪能した。言うてることはよう分からんかったけど怒涛の壁画に十分 すぎるほど堪能した。現在15:00、今から砂漠の中の玉門関に行く。ここも よくばり目標の重要ポイントだ。 王之渙の涼州詩というのがある。 黄河遠上白雲間 一片孤城万仭山 羌笛何須怨楊柳 春光不度玉門関 砂漠の中にポツンと小さなお城があるのは昔からなのか? 砂漠の中には柳も春も無い。異教徒の笛の音が聞こえるだけ? ロマンチックな […]

敦煌の旅を振り返ってみたら-04、莫高窟へ

敦煌に来たからには何としても莫高窟を見なあかん。井上靖やその他いろんな 小説に登場する旅のロマン、歴史のロマンと言えば西域、シルクロードやし、 シルクロードと言えば敦煌、敦煌と言えば莫高窟と話は自然に流れ着く。 1000年以上かけて何百という洞窟の中に仏教信仰篤い人たちが、延々と、 仏像を建立したり仏画を描いたりしてきたのだ。敦煌の街からおよそ40分ほど 走ったらだんだん街並みが途切れてゴロゴロの […]

敦煌の旅を振り返ってみたら-03、驢馬の肉を食う

「まず飯を食いに行こうや」と運転手さんと会った第一声でお願いする。特別 腹が減ったわけではないけど、今日は長い一日になりそうやからまず腹ごしらえを しとかんといつご飯にいけるかわからへん。後で分かるけどこの第一勘は正解やった。 この頃は、飯を食いに行くんやったらタクシーの運転手に任せるのが一番やと 信じてた。日本でも外国でも大体はこの考え方が当たってると思う。その後、 いろいろ旅をするうちにそうで […]