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和食・丼・粉物等
京都、「わらじや」のうぞうすい
谷崎潤一郎に、「陰翳礼讃」というエッセイがある。 もともと日本人の家屋や暮らしは仄暗い灯りの中にあったということを書いている。 日が暮れたら、蝋燭や行燈の光の中にほのかに見える部屋のたたずまいがあって、 その微妙な色合いが美しいと書いているのだ。漆塗りの食器などの微妙な艶めかしさなどは こういう光の中でこそ味わえるということなのだ。 その中に、「わらじや」が登場する。書中には「わらんじや」となって […]
近江牛を食べに近江八幡に行く
前に琵琶湖の南の方、寿長生の郷に行った話をしたことがある。その時に、丁度昼時に なったので、折角琵琶湖まできたんやから近江牛を食べようと言う事になった。 「近江牛やったら近江八幡においしいすき焼き屋がある」ということで、 「じゃあ、近江八幡に行こ」ということにしたが、行った事はない。 「多分琵琶湖の東の方やったから大津まで行ったらちょっと先やろ」くらいに安易に考え て、それでも一応カーナビをセット […]
九条の草鍋、「小川下」
九条の商店街の裏通りは夕方まだ早いが、人通りは既に少ない。よく来るシネヌーボーの 近くだ。ひっそりとした街角に暖簾がかかっていた。 「小川下」と書いて「こかげ」と読む。 「草鍋」というのが有名だそうだ。「草鍋?、けったいな名前やなあ」 「ベトナムを思い出すやんか」 ベトナムに行ったら、料理に草が山のように出る。生の葉っぱだ。フォーという麺の 中にどさっと入れたり、鍋の中に入れたり、何でもかんでも包 […]