最近読んだ本、「バット・ビューティフル」、「策謀と欲望」
ジェフ・ダイヤー、「バット・ビューティフル」 ジャズに命をかけて、そして壊れていった男たちの物語りだ。 レスター・ヤング ・・・レスターのサウンドはソフトでレイジーだったが、そのどこかにいつも鋭いエッジが あった。その音は常に、今にもほどけて分解してしまいそうに聞こえたが、決して そうはならないことを彼は承知していた。まさにそこから緊張感が生じるのだ。・・・ そして、軍隊、彼は壊れた。 ・・・まだ […]
ジェフ・ダイヤー、「バット・ビューティフル」 ジャズに命をかけて、そして壊れていった男たちの物語りだ。 レスター・ヤング ・・・レスターのサウンドはソフトでレイジーだったが、そのどこかにいつも鋭いエッジが あった。その音は常に、今にもほどけて分解してしまいそうに聞こえたが、決して そうはならないことを彼は承知していた。まさにそこから緊張感が生じるのだ。・・・ そして、軍隊、彼は壊れた。 ・・・まだ […]
ツィッターって面白いかな?やってみようかな?って思う事もあるが、面倒そうやし、 今はブログで手一杯だ。しかし、人さまのつぶやきを通行人感覚で垣間見させていただくのは 面白い。友人のツィットだったりその人とつながっているツイットだったりいろいろだ。 そんな中で、映画の情報や本の情報は時に気になるものがあって、それで又世界が広がるから ありがたい。 先日、そんな中に、張愛玲という人の本があった。 昔読 […]
ヨハン・テオリン、「黄昏に眠る秋」 よくできた本格推理小説だ。ストーリーも上手いし、仕掛けも十分だ。 舞台はスウェーデン、霧深いエーランド島。ある日その濃霧の中で幼い少年が消えた。 それは痛ましい事故だったのだろうか? 母ユリアは何十年もたった今でもあきらめきれない。 「きっと殺されたんだわ」 ある日祖父イェルロフの所に不思議な郵便が来た。少年の靴の片方だ。 これは何を意味する。 あの霧深い日に何 […]
シルヴァーノ・アゴスティ、「罪のスガタ」 「裁判官」 夢で犯した殺人は実は本当のことだったのだろうか? それとも現実的な夢を見る原因があるのか? なんとしても本当の事を探し当てねばならない。一体何がどうなっているのだ? 「被害者」 私は殺される事になっているのだそうだ。その原因を突き止めて犯人を見つけなければ ならない。捜査に協力するのだ。 しかしそんなばかなことがあるのだろうか? わかったら避け […]
恵谷治、「アフガン山岳戦従軍記」 アフガニスタンに関連して起こるいろんな事件について漫然とニュースを見たり 読んだりしていると、つい、悪もんはこないだ殺されたオサマ・ビンラディンやタリバンで ええもんはアメリカや欧米が援助している政府側やと単純に図式化して考えているなあと 思う。しかし何となくもっと深いモノがありそうだ。 とことん理解したいわけでもないが、この本の表紙を見てちびっとだけ興味が湧いた […]