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最近読んだ本、「野生の探偵たち 上、下」

ロベルト・ボラーニョ、「野生の探偵たち 上、下」 これまた読み難い本やなあ。前に「2666」を読んだ時もそう感じたけど今回 も同じ。内容が難解というよりはとにかく長い。しかもちょっと油断したら何が どうなってんのかさっぱりわからんようになる。あれが起こって、こっちへ発展 して、あっちにまた行って、どの話がどれとどうつながってるかかなり先になら んとわからへんタネも仕掛けもいっぱいの物語なのだ。 わ […]

最近読んだ本、「ジヴェルニーの食卓」、「史記、三、四」

原田マハ、「ジヴェルニーの食卓」 やっぱりこの人は印象派時代の画家の話を描くと抜群にうまいとおもう。 キュレータだったという人やからかその豊富な知識と思い入れが躍動して、今 見てきたんかと言うような現実感で画家の暮らしと行動が立ち上がっていく。 それで思わず原田ワールドに引き込まれていくのだ。 あるテレビの番組に出演してはって、「物語が空から降ってくる」みたいな発 言をしてはったのが印象的だった。 […]

最近読んだ本、「青の寝室」、「李藝」

ジョルジュ・シムノン 「青の寝室」 あいかわらずジョルジュ・シムノンの本は面白い。サスペンスのようで、複雑 な心理劇のようで、妖しい人生模様のようでもある。 フランスの田舎町にイタリア移民系の男が住んでいる。真面目な自営業の商売 人だ。幸せな結婚をして平凡な家庭を営んでいる。 ある日、幼馴染の女とふとしたことで情事を持ってしまった。 この女、実に情の怖い女だった。気付いたら抜き差しなら無いことにな […]

最近読んだ本、「孔子」、「ファミレス」

井上靖、「孔子」 この本は先日感想をブログにのせた白川静+梅原猛、「呪の思想」を読んで いて読みたくなった。白川静氏によると孔子は祭祀を司る一族の1人であった はずだと言う。呪の世界に居る人だ。 孔子と言う人については殆ど知識がなかった。勿論論語は読んだ事があるし、 幾つかの言葉は暗誦したこともある。なんとなくそういう偉い人が居たと言 うように思い込んでいただけだ。 しかし、孔子個人がどんな人だっ […]

最近読んだ本、「武士の家計簿」、「おじさんバンコク大脱走」

磯田道史、「武士の家計簿」 前にこの人の本、「無私の日本人」を読んで非常に感動したので、あんまり評 判が高いんで避けていたこの本も読みたい気になった。 この本も非常によかった。 わしらからすると訳のわからん古文書をすらすら読んで、そんな断片の端っこ からこう言う風に武士の暮らしの内実をまるで見てきたかのように立ち上げて 見せてくれるというのはすごいもんだ。 やっぱりすぐれた知識と知恵と勘と想像力が […]