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最近読んだ本、「西域余聞」、「群れはなぜ同じ方向を目指すのか?」

陳舜臣、「西域余聞」 西域とかシルクロード言う言葉にあこがれて何度か中国旅行に行ったことがある。 敦煌にも行った。ウルムチ・トルファンにも行った。西安にも行った。もっとも っと行きたいけど、今ちょっと中断している。他にも行きたいところが一杯ある からだ。そのうち又行き始めるだろう。 これは西域をテーマにしたエッセイ集だ。西域にまつわる、しかもあまり知られ ていないことを取り上げていて面白い。 ウル […]

最近読んだ本、「2666」

ロベルト・ボラーニョ、「2666」 えらい大変な本やった。何がって読むのが。880ページ、しかも2段組み。 見た目、広辞苑を読んでるみたいな感じやんか。中身も物凄く長い。 図書館で借りた本で読書すると言うのが私のやり方なんやけど、図書館の場合、 2週間以内の読んで返さんとあかん。延長はできるけど、後に予約した人がいて ると延長できへん。よっぽど本が面白ろない場合を除いて、大抵の場合はそん なのに関 […]

最近読んだ本、「台湾人生」、「地下室の記録」

酒井充子、「台湾人生」 この本、丁度読む本が切れた頃に図書館で何か次に読むええ本ないかいなと物 色してたときにひょいと見つけた本だ。すぐではないけど、もうしばらくした ら台湾に行く予定もあるんで、何か印象に残る話はないかなと思って借りた次 第だ。 読み始めて驚いた。すごいやないか。 これはどうやらドキュメンタリー映画になった話なのだ。しかも評判を呼んだ 映画らしい。 物語は九份と言うところから始ま […]

最近読んだ本、「火怨 北の耀星アテルイ 上、下」

高橋克彦、「火怨 北の耀星アテルイ 上、下」 先日この作家の「東北・蝦夷の魂」と言う本を読んでこれを是非読みたくなっ たのだ。この本を読んでいて、前に見た台湾映画、「セデック・パレ」を思い だした。圧倒的な日本軍の近代兵器に対して、原住民達は住み慣れた山に籠も ってゲリラ戦を繰り返す。彼らはとても強い。局地戦では何度も勝利するが戦 力の差はいかんともし難い。次第に追い詰められていく。しかし、戦う男 […]

最近読んだ本、「キャパの十字架」

沢木耕太郎、「キャパの十字架」 ロバート・キャパのあの歴史的な写真、「くずれおちる兵士」にまつわるドキ ュメンタリーだ。日本でも戦場に散った何人かの戦場カメラマンや散らなかっ た何人ものカメラマンに大きな影響を与えてしまって、もしかしたらその為に 危険な戦場に行ってしまう原因にさせたかもしれない映像だ。スペイン内乱の 最中に、銃弾を受けて倒れる共和軍兵士を撮ったものだ。 その映像にどっか引っ掛かる […]