CATEGORY

「南紀遊詩 全」という本を買った話。

又々、誰も興味ない話である。 熊野古道やらに興味があって、それにまつわる漢詩や文章なんかがないんかなあって思って、ネット上をうろついてたら、面白い本を見つけた。 「購読 南紀遊詩 全」という題の本だ。 検索したら、和歌山県立図書館にあるらしい。閲覧可能だ。 ということで、和歌山県人であるわしは、地元の図書館経由で借りることにした。 こんなん誰も興味ないらしく、じきにやってきた。 なるほど、本は古文 […]

最近読んだ本、「マーティンドレスラーの夢」、「ある行旅死亡人の物語」。

「マーティン・ドレスラーの夢」 スティーヴン・ミルハウザー 著。 あじあん 「すべてはヴァンダリンホテルからはじまった」 「ナイフ投げ師」を読んだ時からこの作家が大好きになった。 何となくシュールで幻想的、夢中で夢を追う人たちが出てくる、そんな世界のような気がした。 これも、そうかな。 18881年の夏、葉巻商の息子、9歳のマーティン・ドレスラー、毎日、正午にヴァアンダリンホテルに葉巻を届けている […]

最近読んだ本、「朝星夜星」、「ザ・ロード」。

「朝星夜星」。 朝井まかで著。 あじあん 大阪、自由亭とは。 幕末の長崎で洋食屋を始め、明治の大阪でレストランとホテルを開いた料理人・草野丈吉と妻ゆきの物語。 とても面白い。 洋食の始まりは長崎から? ゆきは長崎、丸山町の傾城屋、引田屋で下働きとして働いている。遊女ではないんでそろそろ嫁にいく年頃だ。女将が丈吉という若者との縁談を持ってきた。 新しい暮らしが始まる。 丈吉は、料理人。阿蘭陀料理、西 […]

最近読んだ本、「汝星の如く」、「慈悲の糸」。

「汝、星のごとく」。 凪良ゆう 著。 あじあん 月に一度、わたしの夫は恋人に会いに行く。 井上暁海、17歳、今夜もお父さんは帰ってこない。 青埜櫂、17歳、漫画が認められたか? 東京に出てプロのなりたい。 島で暮らす二人は同級生。 暁海の父は、島を出て愛人と暮らしている。母に、お父さんの様子見てきてと言われる。 愛人ちに一人で乗り込むのは根性いるわなと櫂がついてきてくれた。 家が壊れていく。母が壊 […]

最近読んだ本、「王国」、「方舟」。

「王国」。 中村文則 著。  あじあん 絶対悪対美しき犯罪者。 一番欲しいものは手に入らないと気づいたのは、いつの頃だったろう。 こないだ読んだ、「掏摸」と対になる作品か。 シゴトはうまくいった? しかし何かおかしい? 木崎とかかわるな。あいつは化け物だ。えらいことになる。 翔太を助けるには大金がいる。心臓移植が必要な難病だ。そのために仕事を続ける。 仕事が終わった。矢田が待ってる。 しかし、何か […]