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最近読んだ本、「羊と鋼の森」、「エトワール広場/夜のロンド」

宮下奈都、「羊と鋼の森」 最初はけったいなタイトルやなあって思った。読んでると、ピアノの調律師の 話だ。ということは羊はピアノのハンマーにつける羊毛で、鋼はピアノの弦、 森は材料の木ということか、それとも故郷北海道の森のことかと理解できる。 だから何かというのはようわからん。 最初は、なかなか入りづらい感じで読んでたけど、途中からぐんぐん惹きつけ られた。 北海道の寒村出身の高校生外村、将来の夢も […]

最近読んだ本、「ブラインド・マッサージ」、「獄中記」

畢飛宇、「ブラインド・マッサージ」 とても面白い本だった。一気に読んでしまった。 本の表紙を見ると、ちょっとエッチな感じがして期待したんやけどその方面 での展開は全くなくて、もっと人の世の紆余曲折を彩り濃く描いた小説であった。 よこしまな先入観はいけませんなあ。 その名の通り、盲人マッサージの世界の話である。 中国にはよく旅行するし、以前、旅行してたときにはよくマッサージに行ってた。 今でもそうや […]

最近読んだ本、「未成年」、「戦場のコックたち」

イアン・マキューアン、「未成年」 イアン・マキューアン、この人の本は大好きで、いつも新刊が出るたびに読む 事にしている。いつも大人の知性と悲しみと叙情が感じられると思う。文章は ドライブ感があってとても入って行きやすい。 フィオーナは老年を迎えたやり手の女性裁判官だ。仕事に熱中しすぎると夫に 不満が溜まる。その結果夫が家出? さてどうなる? 一方、こんども重要な案件がやってきた。アダムという少年が […]

最近読んだ本、「流」、「凹凸を楽しむ 大阪「高低差」地形散歩」

東山彰良、「流」 場所は台北の裏町あたり、時代は戦後すぐのころ、まるで日本の戦後の物語り を読んでいるようだ。どこにでもいるような悪ガキ達がいる。葉秋生もその1人 だ。いとことつるんで悪いことばかりしてる。そのうち上級学校にも行けなく なった。2人は悪さがますますつのっていく。そんなある日、爺さんが死ぬ。 殺された? 物盗り? わからん? 爺さんは戦時中かなり曰く付きだったらしい。 しかし死因が気 […]

最近読んだ本、「新宿物語’70」、「濃い味、うす味、街の味」

高部努、「新宿物語’70」 ハハハハハ、まるでわしらの青春時代やないか。 わしらかってヒッチハイク行ったぞ。九州から神戸まで、時には乗せて貰った 上にご飯まで食べさせてもらって、時にはもうおろしてくれって叫びたくなる ような運転で、時には旅の話相手にと、皆さんとても親切だった。 学生時代を過ごした街には香具師やらチンピラヤクザ、いろんな人たちがいた。 まあ、そんな人達はどこでもいるんやけど何故か学 […]