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最近読んだ本、「台湾生まれ日本語育ち」、「大絵画展」

温又柔、「台湾生まれ日本語育ち」 滅茶苦茶面白いわけでもないし、波乱万丈でもないき、奇々怪界でもないし、 起承転結の起伏が激しいわけでもないけど、ついつい先を読んでしまう。 読んでいてとても優しい気持ちになれる本だ。 家庭の中で、ごく普通に、ごく自然に、台湾語で喋ってるかと思ったら、中国語に なってたり、ある時は日本語になってたりとそういうのがごく普通にあるのが 台湾なのだそうだ。ごく普通の家庭で […]

最近読んだ本、「舟を編む」、「伯爵夫人」

三浦しをん、「舟を編む」 本を作る、特に辞書を編纂するという現場を舞台にした小説は初めてでそのこと 自体がとても新鮮だった。 ちゃらい系の軽い青春群像小説みたいなんとちゃうやろかと読み始めは危惧しながらだった。 確かにそういう傾向はありつつも読みながらぐんぐん惹きつけられるところもある 面白い本であったと思う。 玄武書房という出版社の編集部で「大渡海」という国語辞書を編纂すると言う仕事を もう何年 […]

最近読んだ本、「今夜の食事をお作りします」、「我れ、美に殉ず」

遅子建、「今夜の食事をお作りします」 思わず胸がキュンとなるような悲しく切ない話であり、哀れを誘う話であり、 ユーモアたっぷりの話でもある。いずれにしろ心に沁みる話が多い。 もう大分前になるけどネットで何かの情報をググってたら、中国でもオーロラが 見えるとこがあるという情報があった。そのあたりには民宿があって、中国人の 旅行者に大人気なのだそうだ。是非一回行ってみたいと色々調べて見たんやけど 結局 […]

最近読んだ本、「李朝残影」、「深圳の夜」

梶山季之、朝鮮小説集「李朝残影」 副題に朝鮮小説集とある。梶山季之がこんな本を書いてるとは知らんかった。 エロチックな大衆小説系の作家やって勝手に思ってたんで図書館で表紙を見て びっくりしたまま借りて帰った。 朝鮮半島が日本の植民地だった時代の物語だ。占領下の日本人の暮らし、半島の 人の暮らし、お互いの関わり合いが生き生きと描かれている。 族譜:日本の占領政策の一環として創氏改名を迫った時があった […]

最近読んだ本、「春に散る、上下」、「サバーイサバーイ」

沢木耕太郎、「春に散る、上下」 久し振りの沢木耕太郎の小説だ。ノンフィクションは沢山読んだけど小説は少ない。 けど、どっちがどっちでも面白かったらそれでいい。ノンフィクションとは又 違った世界が広がっててとても印象的だった。ノンフィクション以上に劇画的な 展開で最初は戸惑ったけど読んでるうちにどんどん引き込まれて行った。上下 2冊の本やけどあっと言うまに読んでしまった。 ある日、発作的に飛行機に乗 […]