最近読んだ本、「四時過ぎの船」、「湖畔荘」
古川真人、「四時過ぎの船」 これほど淡々として、おだやかなゆるい時間の中にいて、何と切ない、哀しい物語なのか。 「今日ミノル、四時過ぎの船で着く」 吉川佐恵子は自分が書いたノートを見た。 あらもう4時、早く迎えに行かなくては。ミノルは1人で来るの? 家族と来るの? いや、これは今日のことではない? いつのこと? 美穂から電話が来たのは昨日のはず? 島の古い家でひとり暮らし続けるうちに思い出すばかり […]
古川真人、「四時過ぎの船」 これほど淡々として、おだやかなゆるい時間の中にいて、何と切ない、哀しい物語なのか。 「今日ミノル、四時過ぎの船で着く」 吉川佐恵子は自分が書いたノートを見た。 あらもう4時、早く迎えに行かなくては。ミノルは1人で来るの? 家族と来るの? いや、これは今日のことではない? いつのこと? 美穂から電話が来たのは昨日のはず? 島の古い家でひとり暮らし続けるうちに思い出すばかり […]
とても素晴らしい。腹を抱えるほど面白くて、しかもシニックでビターな映画だ。 アルゼンチンの田舎の暮らしが長閑どころではないところがとてもいい。 この映画はテアトル梅田で上映されている。ロフトの地下なんでとても便利だ。 しかも、この映画館もネット予約できるんでそれも又とても便利だ。行く前から チケットは確保できてるし座席も確保できてる。時間に余裕を見ておく必要が ないんでとてもいい。 それで今回初め […]
小川糸、「ツバキ文具店」 この人の「食堂かたつむり」と言う本を前に読んで面白かったので再び挑戦することに。 鎌倉のある裏町の裏通り、「ツバキ文具店」と言う名の代書屋さんがある。 若い娘がやるような仕事ではない。何故? なるほど、先代、彼女のおばあちゃんが 突然亡くなって、一旦は閉じようとしてた店をぽっぽちゃんこと、鳩子がつぐことに したのだ。何故突然? それには深いわけがある。 そして始めた代書屋 […]
ジョン・アーヴィング、「神秘大通り 上、下」 この人の作品はいつ読んでもとても面白い。新作が出るのを楽しみにでたらすぐ 読むようにしてる。決して期待を裏切らないのがすごいところだ。 フワン・ディエゴ はフィリピンに向かっている。彼はスラム出身の作家だ。 メキシコシティ、オアハカの街の裏通りのスラム街で生まれ育った。母は掃除婦兼 娼婦、父はわからない。妹のルペは未来が見えるらしい。 どういう未来か、 […]
岩城けい、「ジャパントリップ」 オーストラリアにあるローランド・ベイ・グラマー・スクールでは毎年数日間 日本にホームステイ旅行をする。日本からもオーストラリアに来る。交換留学だ。 初めてのニッポン、オーサカで、ガイコクゴを使う。 楽しい。けど緊張。 迎える大阪のお母さんたち。どうしよう。できるだけ普通に・・・、できるかしら。 まるでSNSのレビューのよう、あるいはブログの一場面のよう。エッセイのよ […]