最近読んだ本、「韃靼の馬」、「ホテル・メランコリア」
辻原登、「韃靼の馬」 最初は、モンゴルや西域、シルクロードあたりを舞台にした冒険ロマンみたいな話 かなって思いつつ読み始めたら、いきなり対馬と朝鮮半島の話になった。 とても面白い。 日本と朝鮮半島との話となると、天智天皇の時代の白村江の戦いか或いは豊臣秀吉の 時代の文禄・慶長の役での李舜臣の活躍などが主題の本を興味深く読んだ事がある。 朝鮮通信使の話もあった。映画、「李藝」もとてもおもしろかった。 […]
辻原登、「韃靼の馬」 最初は、モンゴルや西域、シルクロードあたりを舞台にした冒険ロマンみたいな話 かなって思いつつ読み始めたら、いきなり対馬と朝鮮半島の話になった。 とても面白い。 日本と朝鮮半島との話となると、天智天皇の時代の白村江の戦いか或いは豊臣秀吉の 時代の文禄・慶長の役での李舜臣の活躍などが主題の本を興味深く読んだ事がある。 朝鮮通信使の話もあった。映画、「李藝」もとてもおもしろかった。 […]
塩田武士、「騙し絵の牙」 この本、とてもおもしろい。この人の「罪の声」もとてもおもしろくて、よう考えて あるなあって思ったけど、こちらも又別の楽しさがある。 表紙に俳優の大泉洋がでっかく載ってて、パラパラめくっても一杯写真がでてくる。 どんな趣向なんやろ、又、しょうもないウケ狙いちゃうやろか? と心配しつつ 読んだけど、これがまたその時その時の表情仕草にドンと惹き込まれる仕掛けに なっている。文が […]
J・M・クッツェー、「遅い男」 これは面白い。とても良い。身につまされる。 アデレードの街で暮らすポール・レマンはある日、自転車に乗っていて事故に会った。 気がついたら病院の中、しかも大事な片足を切断しないといけないと医師が淡々という。 冗談ではない。 やめてくれ。 しかし、命がおしければ受け入れざるを得ない。 ポールはその現実を中々受け入れられない。 義足をつけたら前のように動けますよ。冗談じゃ […]
磯崎憲一郎、「鳥獣戯画」 題名を見て飛びついた。なになに、あの「鳥獣戯画」にまつわる秘話、裏話が小説に なってるんやろか? 新しい事実が浮かび上がってきたか? あらたな解釈が提示される のか? 期待に胸を膨らませながら読んでいった。 ??? ちょっとちゃう? かなりちゃう? 確かに高山寺が出てくる。神護寺も出てくる。 けど。 私は、28年の会社員生活を終えることにした。今日がその日だ。こんな日には […]
岡潔、森田真生編、「数学する人生」 はるか昔に「春宵十話」と言う岡潔のエッセイを読んで痛く感動したことがあって 随分前にも読み返したことがあってやっぱり痛く感動した記憶がある。 図書館でこの本を見つけたとき、まず表紙の写真に惹かれた。まぎれもなく、岡潔が 生まれ育ったと言う紀見峠、大阪と和歌山の県境にある山峡の村の風景だ。山深く木が 鬱蒼として、「山気日夕に佳し」の暮らしが見える。 こういう風土が […]