最近読んだ本、「聊斎本紀」、「ムーンシャイン」。
「聊斎本紀」。 閻 連科 著。 あじあん 炎天下に手足を縛られた男は、酒を飲めず、水も飲めず、ひたすら耐えている。やがて男の口から虫が出た・・・・・ 中国の有名な怪奇小説集、「聊斎志異」をリメイク的に仕上げたやつだ。 ノーベル賞の候補に上がるような作家なので、さすが、古典の世界がシュールにスマートに立ち上がる。 異界、魔界、霊界、この世の話、あの世の話。 人と人。人と狐。狐と狐。生きたり死んだり。 […]
「聊斎本紀」。 閻 連科 著。 あじあん 炎天下に手足を縛られた男は、酒を飲めず、水も飲めず、ひたすら耐えている。やがて男の口から虫が出た・・・・・ 中国の有名な怪奇小説集、「聊斎志異」をリメイク的に仕上げたやつだ。 ノーベル賞の候補に上がるような作家なので、さすが、古典の世界がシュールにスマートに立ち上がる。 異界、魔界、霊界、この世の話、あの世の話。 人と人。人と狐。狐と狐。生きたり死んだり。 […]
「最初の星は最後の家のようだ。」 太田愛 著。 あじあん 短編集。SFショートショート的な? ミステリー的な? 死の匂いが・・ 作者は様々な設定で、痛いほどの喪失感や切迫感を、隙のない緻密な文体で語ってきたが、常にその背景や前景に現実を浮かび上がらせるのを忘れない。 1.遊戯室 10月の子供たち あの10月、「わたし」と僕は7歳。おとぎと現実が二重螺旋のように編み合わされていた頃。僕たちは同じ日に […]
「雪夢往来」。 木内昇 著。 あじあん 「書かねば、夢は終わらない。」 江戸時代に書かれた、「北越雪譜」という本がある。雪国に暮らす。「鈴木牧之」という人が、雪国の暮らし日々のなかでおきる恐ろしいこと、考えられへんこと、特有の人情話、物産の話、さまざまなことを書き記したノンフィクションである。 雪の結晶図あり。こんなんわかってたんやね。 雪の山中で大洪水が起こる話がある。なんと不思議な。なんと凄ま […]
「雨雲の集まるとき」 ベッシー・ヘッド 著。 あじあん 「黒人が「ボーイ」だの「犬」だの「カーフィル」だのと呼ばれるような国で結婚して、子どもを育てることはできない。」 南アフリカ。国境フェンスを越えて、有刺鉄線をくぐり抜けてボツワナへ。マカヤの旅が始まった。 とても面白い。 「ただ、自由な国に暮らすのがどういうことなのか、感じてみたいんです。そうしたら、僕の人生の邪悪なものが正されていくかも知れ […]
「暦のしずく」。 沢木耕太郎 著 あじあん 「日本において、時の権力によって、その芸を理由に死刑を宣せられた芸人は存在したか。」 なんだか最近、本を読んだら、特に歴史小説なんかでは、徳川吉宗、家重、家治の時代が舞台になっている小説が多いような気がする。大河ドラマ「べらぼう」にあやかってんのか、出版社が意識してるんかそれはわからんけど、この本を読み始めて、最初は、またかと思ってしまった。 沢木耕太郎 […]