最近読んだ本、「熊野集」、「鏡の迷宮 パリ警視庁怪事件捜査室」。
熊野集 中上健次 著 あじあん まるで泉鏡花のような、上田秋成のような、深沢七郎のような。 まるで泉鏡花のような、上田秋成のような、深沢七郎のような、怖くて、気持ち悪くて、おどろおどろしい世界。 そして哀しい。 秘境熊野、神々の宿る魂の地に、こんな世界がある。 いにしえの語り継がれた物語。 作家が紡ぎ出した、今の世の暮らしの中にうごめく闇。 筆の力は容赦ない。 恐ろしい。 不死 熊野の山の中を彷 […]
熊野集 中上健次 著 あじあん まるで泉鏡花のような、上田秋成のような、深沢七郎のような。 まるで泉鏡花のような、上田秋成のような、深沢七郎のような、怖くて、気持ち悪くて、おどろおどろしい世界。 そして哀しい。 秘境熊野、神々の宿る魂の地に、こんな世界がある。 いにしえの語り継がれた物語。 作家が紡ぎ出した、今の世の暮らしの中にうごめく闇。 筆の力は容赦ない。 恐ろしい。 不死 熊野の山の中を彷 […]
「ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士」、上、下。 スティーグ・ラーソン 著。 あじあん 三部作ついに完結。リスベットの裁判は? そしてどうなる。 ミレニアム1、ミレニアム2、そして、ミレニアム3、壮大な3部作を一気に読んできた。実は、この作家、既に亡くなっているのだそうだ。しかも第三部の出版を待たずに。 しかも、大好評でベストセラーになってるのに。急に何があったんやろ。 構想はこれでは終わらずに […]
「ミレニアム2 人と戯れる女」上、下。 スティーグ・ラーソン 著。 あじあん ドラゴンタトゥの女のその後は。 「ミレニアム1 ドラゴンタトゥの女」は強烈に。圧倒的に面白かった。 ワクワクドキドキが止まらない。 そして第二部が始まった。 少女の13歳の誕生日に何があったのか? 革紐でくくられて、ベッドに縛り付けられて・・・ 一連の事件が終わった。ミカエルと「ミレニアム」は大成功を収めた。 その後、悪 […]
「ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女」上、下。 スティーグ・ラーソン 著。 あじあん 「現代の長靴下のピッピ?&名探偵カッレくん」 素晴らしく面白い。 さすがベストセラー、一気に読んでしまう。 ある日、ミカエル・ブルムクヴァストに有罪判決が下った。 自信満々で卑劣な事業家を糾弾したけど、思わぬ落とし穴があったのだ。 マスコミ人として、出版人として大きなダメージを受けてしまう。 かれはもうおしま […]
「マハラジャの葬列」。 アビール・ムカジー 著 あじあん 「ウィンダム警部とバネルジー部長刑事、名コンビ復活」 前回の「カルカッタの殺人」はとても面白かった。 今回のも期待大。 インドが英国から独立する前の時代。たくさんの藩王国があって、マハラジャが支配してた。 一方で、民主化の動きが立ち上がり、独立の機運も高まっていた。そんな時代だ。 ある日、藩王国間の会議体である藩王院立ち上げのために諸王がカ […]