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最近読んだ本、「オリジン 上、下」、「東京奇譚集」

ダン・ブラウン、「オリジン 上、下」 ダン・ブラウンの久々の新作やからとても期待してた。今までのやつは、どれを読んでも 話の展開は別として、というか話の展開そのものが観光名所巡りみたいなとこがあって 行ったとこはなるほどそやったと膝を打つようなリアルな描写に感心したり、行ってない とこは絶対ここに行ってみたいと思ってしまう迫真の描写があったりしてとても面白かった。 今回もその部分は健在やけど話その […]

最近読んだ本、「歌舞伎町ゲノム」、「観応の擾乱」。

誉田哲也、「歌舞伎町ゲノム」。 これって必殺仕掛人とかああいうたぐいのテレビの娯楽番組見てるみたい。しょうもな、 出来過ぎや、うまいこと行きすぎ、チャラいなあなんて軽ーく読みつつも、適度にひきつけ られて、適度に肩入れしてしまうのは、わしの心の中にはミーハーが結構居てるということ なんやろと思う。 新宿歌舞伎町の裏の顔にはこんな顔もあるのか? 恨みを晴らす手口も面白い。 さて、歌舞伎町セブン登場。 […]

最近読んだ本、「失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語」、「憂鬱な10か月」

フェデリーコ・マリア・サルデッリ、「失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語」 これは素晴らしい。とても面白い。まるで見てきたような。と思ったら、著者は本格的な ヴィヴァルディ研究者で、綿密に調べ上げた事実の上に立ってノンフィクション的な 小説世界を作り上げている。まるで推理小説を読むような疾走感、ワクワク、ドキドキ、 ハラハラな展開に惹きつけられる。 高名な作曲家にして演奏家でもあるアントニオ […]

最近読んだ本、「国宝 上 青春編」、「国宝 下 花道編」

吉 田修一、「国宝 上 青春編」 とても面白い。とても芥川賞作家とは思えない、大衆向き娯楽小説風な読み易すさ、 それはわりといつものことなんやけど、今回は特別わかり易い。 ヤクザに梨園に花柳界、華やかやけどドロドロしてる、外の人間にはわけわからんけど 興味ある、そういう世界の裏表が次々に出ては消え、消えては形を変える、千変万化の 面白さだ。チャラいようでそれほどチャラくはない。深いようでそれほど深 […]

最近読んだ本、「鏡の背面」、「不意撃ち」。

篠田節子、「鏡の背面」 天使と悪魔?、ジギルとハイド?、仮面の女?、本当の顔はどちらなのか? 聖女が居た。 良家の子女、老舗の社長令嬢にしてさる皇族のお妃候補にもなったという女性が 私財もなげうちボランティアで不幸な女性たちのシェルターとして「新アグネス寮」を 運営していた。その献身的な活動は同僚や住人から聖女と呼ばれるほどであった。 しかしある日、突然の雷で寮が火災、入寮中の女性と赤ん坊を助ける […]