最近読んだ本、「震える牛」、「ゆらぐ玉の緒」
相場英雄、「震える牛」 とても面白い。読みやすくてスピード感があって、ハラハラする。正義感も一緒に くすぐられて、感情移入しながた読んでしまう。 捜査一課に継続捜査班というのがあるらしい。お宮入りしそうな事件をもういちど しらべてみるという仕事らしい。担当の田川信一がとりあげたのが中野駅前強盗殺人事件 というやつだ。 もう一度聞き込みから始める。思い込みは間違いの元だ。 調べてみたらどうもおかしい […]
相場英雄、「震える牛」 とても面白い。読みやすくてスピード感があって、ハラハラする。正義感も一緒に くすぐられて、感情移入しながた読んでしまう。 捜査一課に継続捜査班というのがあるらしい。お宮入りしそうな事件をもういちど しらべてみるという仕事らしい。担当の田川信一がとりあげたのが中野駅前強盗殺人事件 というやつだ。 もう一度聞き込みから始める。思い込みは間違いの元だ。 調べてみたらどうもおかしい […]
原尞、「それまでの明日」 日本のレイモンド・チャンドラーか? 本邦初の本格ハードボイルド? なんて事を 期待しながら読んでいく。 ある日、渡辺探偵事務所を訪れた依頼人がいた。所長の、といっても1人しか 居てへんのやけど、沢崎が会ったのは望月皓一、ある金融会社の支配人という。 見るからに紳士然とした男だ。依頼の内容は赤坂の有名料亭「業平」の女将、平岡静子の 身辺調査ということだ。 簡単、簡単と思った […]
柚月裕子、「凶犬の眼」 読みはじめてから気がついた。この作家、最近、えらい人気なんとちゃうやろか? しかもこれは連続シリーズ第2弾と言うではないか、第1弾読んでへんでって、 一瞬ためらったけど、まあ後で読んだらええやんか、シリーズやからというて順番通り 読まんかったらなんかバツがあるわけでもないし。 読み始めたら、止まらへん。痛快無比、血湧き肉躍る、アクション満載、人情満載、 でもちょっとだけ引っ […]
イーユン・リー、「独りでいるより優しくて」 北京の裏町には胡同と呼ばれる昔ながらの雑居住宅が犇めくような地域があったんやけど 歴史的に保存するという地域でなければ次々と再開発されて新しくなっていってるみたい。 しかし、それは北京オリンピックの頃に急に始まったような感じなんで、この本の舞台に なってる天安門事件の頃はまだまだ昔のままだ。所謂四合院という一軒の住宅で真ん中の 庭を囲んで四方に建物がある […]
吉田修一、「ウォーターゲーム」 これは、「森はしっている」の続編なんかな? 期待して読み始めた。 やっぱりその通り、「太陽は動かない」から続くシリーズものだ。当然面白いと わかって、流れを期待して、其の期待を膨らませて読み始めるから自然としきいが 高くなる。そやから、やんやこれは? とか、ちょっとがっかりとかも入って 来るのはやむを得ない。 それでもやっぱり次も出たら読んでしまうやろと思う。 登場 […]