最近読んだ本、「いけない」、「人間」
道尾秀介、「いけない」。 非常に失礼ながらあんまり期待しないで読み始めた。ミステリーにしては ちょっと違和感あるなあって思いつつ読む。 しかし、途中から結構入っていってしまった。作者の企み通りかも知れん。 なかなかの企みだ。 白沢市と蝦蟇倉市を結ぶ白蝦蟇シーライン、弓投げの崖を見てはいけないという噂が あるらしい。そこは自殺の名所? 出るかも知れん? そしてある日そこを車で通りかかった男がいる。突 […]
道尾秀介、「いけない」。 非常に失礼ながらあんまり期待しないで読み始めた。ミステリーにしては ちょっと違和感あるなあって思いつつ読む。 しかし、途中から結構入っていってしまった。作者の企み通りかも知れん。 なかなかの企みだ。 白沢市と蝦蟇倉市を結ぶ白蝦蟇シーライン、弓投げの崖を見てはいけないという噂が あるらしい。そこは自殺の名所? 出るかも知れん? そしてある日そこを車で通りかかった男がいる。突 […]
川越宗一、「熱源」 とても感動した。前からアイヌの暮らしや文化に興味があったんやけど本などで 読む機会があんまりなかった。こういう形で小説にする作家がいてくれてとても 嬉しい。 ヤヨマネクフ(後に山辺安之助)は樺太出身のアイヌだ。時代の波に飲まれて村ごと 北海道、対雁(ツイシカリ)に移住してきた。そして、気高く美しいキサラスイを 伴侶に得て、幸せな暮らしが始まった。 それも束の間、村は、天然痘に襲 […]
大島真寿美、「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」 近松半二こと穂積成章はかの近松門左衛門の後継者であるなんて本人は思い込んでいる。 なんせ近松門左衛門が使っていた硯を父以貫から貰っているのだ。 浄瑠璃狂いも父譲り。 毎日朝から晩まで道頓堀の竹本座なんかに入り浸ってる。 でも本は書けない。 いつか書く。 それでも人形浄瑠璃狂いはやめられへん。なんだかんだで飯は食える? やっぱり居辛くなって山科蟄居。 それ […]
雷鈞、「黄」 ここはドイツ。ベンはまだ少年だ。目が見えない。孤児院で育てられたらしい。 そして、同じ孤児院にいたヤスミンと共にヴァイマル夫妻に養子として引き取られた。 とてもお金持ちだ。ベンはどうも中国人らしい。 ある日、中国のある田舎町で子供の眼球がくり抜かれるという痛ましくも不思議な 事件が報道された。ベンはとても興味を抱いた。 物語はこんな風に始まる。 ベンはとても賢い子だ。目が見えない分、 […]
笹本稜平、「山岳捜査」。 長野県警山岳遭難救助隊のベテラン隊員、桑崎裕二は後輩の浜村隆と共に休暇を利用して プライベート登山で鹿島槍に入った。厳しい氷壁のクライミングではあるが、桑崎にとっては 慣れたコース、浜村にとっては挑戦としてちょうど良い。 下を見下ろすとカクネ里に3人の男女が見える。登山装備ではあるが様子がおかしい。 天狗鼻を登るうちに天候が荒れてきた。 危ないなあとおもううちにどうやらあ […]