最近読んだ本、「ペテロの葬列」、「ローカル線で行こう」
宮部みゆき、「ペテロの葬列」 この人の本は、えらい分厚い本が多くて、しかも上下2冊とかが多いんでちょっと 敬遠してたけど、分厚いながらも1冊本があったんで読んで見ることにした。 杉村三郎はある会社の広報室の編集員だ。 しがないサラリーマンのようだが実は妻が会長の血縁なのだ。そのためにいいことも あればよくないこともある。 そんなある日、原稿をもらいに出張した先でたまたま乗ったバスがあろことか 拳銃 […]
宮部みゆき、「ペテロの葬列」 この人の本は、えらい分厚い本が多くて、しかも上下2冊とかが多いんでちょっと 敬遠してたけど、分厚いながらも1冊本があったんで読んで見ることにした。 杉村三郎はある会社の広報室の編集員だ。 しがないサラリーマンのようだが実は妻が会長の血縁なのだ。そのためにいいことも あればよくないこともある。 そんなある日、原稿をもらいに出張した先でたまたま乗ったバスがあろことか 拳銃 […]
アンソニー・ホロヴィッツ、「カササギ殺人事件上、下」。 これは珍しい、劇中劇というか、2重構造になった推理小説、しかも本格 アガサ・クリスティ風のとてもよくできた話だ。とても面白い。 まず物語は、アラン・コンウェイ作、「名探偵アティカス・ピュントシリーズ カササギ殺人事件」 として始まる。最初2重構造ってわからんかったんでちょっと戸惑いながら一気に物語の中に 惹き込まれる。 名探偵、アティカス・ピ […]
メアリー・スチュアート、「銀の墓碑銘」 最初は、ようわからん内容やなあ、もひとつ入っていかれへんなあって違和感を持ちつつ 読んでいたら、途中から俄然惹き込まれた。わしの見込み違いであった。 とても面白いミステリーではないか。 カミラ・ヘイヴンはイギリス人で女学校の古典語教師、25歳。夫フィリップとはうまく 行ってないようだ。このギリシャへの旅も1人で来たようなのだ。 孤独な旅。 友達に手紙を書く。 […]
古内一絵、「マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ」 ドラァグクイーンとかいう言葉をこの本で始めて知った。 都内から電車で少々の距離、ちょっとした裏町のちょっとした裏通り、ゴチャゴチャした 住宅が並んだその一角にハナミズキが咲く中庭があって、夜になると人知れず 店を開くカフェがある。店の名は「マカン・マラン」。 そこはある種のトランスジェンダーたちの憩いの場であると同時に心に傷を負った 人の癒やしの […]
山本周五郎、「青べか物語」。 あまりにも有名な著者の有名な本、読んでなくて恥ずかしいかったけど、前に 沢木耕太郎の「作家との遭遇」を読んだ時にこの本が出てきて、読みたいなって 思ったやつだ。今回、入院するに当たってその間は死ぬほど暇やろなあって思い 買いに行った。 私はここに来て、蒸気河岸の先生と呼ばれている。 「青べか」を買った話。 芳爺さんに初めて会ったのは「東」の海水小屋であった。 新入りと […]