最近読んだ本、「罪の終わり」、「名探偵の密室」
東山彰良、「罪の終わり」 この作家の台湾モノが大好きで色んな作品を読み漁っている。 今回は台湾とは全く関係のないSF的な話であった。 時は未来。北米大陸の黒騎士が降臨した。 彼は救世主なのか? 邪悪の神なのか? ある日、文明の崩壊が始まった。 ナイチンゲール小惑星が2173年に地球に衝突した。 その衝撃でマグニチュード13大地震が1年間で103回発生。 2年かけてマイナス40度へ。 そして全てが破 […]
東山彰良、「罪の終わり」 この作家の台湾モノが大好きで色んな作品を読み漁っている。 今回は台湾とは全く関係のないSF的な話であった。 時は未来。北米大陸の黒騎士が降臨した。 彼は救世主なのか? 邪悪の神なのか? ある日、文明の崩壊が始まった。 ナイチンゲール小惑星が2173年に地球に衝突した。 その衝撃でマグニチュード13大地震が1年間で103回発生。 2年かけてマイナス40度へ。 そして全てが破 […]
アントン・P・チェーホフ、イリーナ・ザトゥロフスカヤ絵、「ロスチャイルドのバイオリン」 チェーホフにこんな作品があるって知らんかった。というか、チェーホフの作品は それほど沢山読んだわけではないんでそれも当然かもしれん。 静かで、穏やかで、優しくて、とても哀しい物語だ。 そして、絵が素晴らしい。何のことかわからんような、それでいてよくわかるような、 心温まる、そして哀しみが伝わってくるような、心打 […]
横山秀夫、「ノースライト」 山間の雑木林の中、自然の中に溶け込むような静かな佇まい。 小さな造り、どこか変形しているような。それでいてみごとなバランスが。 光は南面からこうこうと指してくる。 というのではない。北側の明り取りから今に静かに差し込んでくる。 青瀬の渾身の設計だった。平成すまい200選にも選ばれた。 注文主も十分に満足してくれた。 そのはずだった。しかし、そのY邸に今は誰が住んでいるの […]
東 山彰良、「夜汐」 この作家の「流」や「僕が殺した人僕を殺した人」はとても良かった。この人の本が でたらすぐに読みたくなるほどだ。そんなわけで新しいかどうかはわからんけど 図書館で見つけたんで読んでみた。 これはちょっと意表をつかれた。台湾の作家って思ってたんし、台湾が舞台の作品に 惹かれれてたんでまさか日本のそれも幕末が舞台とはまさかの展開。 それでもとてもおもしろかった。 尊皇攘夷の嵐が吹き […]
柚 月裕子、「ウツボカズラの甘い息」 高村文絵は肥満と怠惰と家事育児の暮らしに埋没の日々を送っていた。 昔は学友も羨む美貌とスタイルの持ち主であったはずやのにと思うこともないでは ないが、一人娘とも夫ともうまく行ってるとは言えない毎日だ。 安売りショップで買っただらしない服装で、買い食いの日々、趣味は懸賞応募で なにがしかの満足を得ることだけ。 そんなある日、ディナーショーのチケットが手に入った。 […]