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最近読んだ本、「流人道中記 上、下」。

題名と著者。 浅田次郎、「流人道中記 上、下」。    あじあん どんな話か。 石川乙次郎は町奉行所のしがない与力、要するに下級役人だ。 元は、もっと貧しい下役人の次男坊、一生ひや飯食いの暮らしのはずが、運良く養子の口がやってきた。 それで、石川家の15歳の娘きぬと養子縁組。なれない役所勤めが始まった。 家でも役所でも落ち着かない日々。そんなある日、突然お役目がやってきた。 青山玄蕃という旗本が不 […]

最近読んだ本、「地図と拳」、「硝子の塔の殺人」。

題名と作者。 小川哲、「地図と拳」 概略。 満州の荒野は果てしなく広い。ロシアにもつながっている。朝鮮にもつながっている。時は日露戦争の前から始まる。 ロシアの鉄道網が満州に向かっている。ロシア人がやってくる。軍人もくる。民間人も神父も。 日本も満州を狙ってる。未開の地に新しい国を創ろう。 未開の地は不毛の地でもあった。 完封吹き荒ぶ荒野。何もない。貧しさだけがある。 土には燃えない土と燃える土が […]

最近読んだ本、「スモールワールズ」、「幸村を討て」。

題名と作者。 一穂ミチ、「スモールワールズ」。 概要。 短編集だ。 ・ネオンテトラ 美和には優しく理解のある夫がいる。子供には恵まれないが、姪の有紗もしょっちゅう出入りする。 とても幸せ? 本当? 実は虚しい? ある日、テラスから向かいの部屋を見る。DV目撃? 有紗に何が? ・魔王の帰還 結婚した姉が帰ってきた。真央=魔王のご帰還だ。 鉄二の学校生活はガラリと変わる? 授業はつらい。姉が学校へおし […]

最近読んだ本、「竹本義太夫伝 ハル、色」、「よろずをひくもの お蔦さんの神楽坂日記」。

岡本貴也、「竹本義太夫伝 ハル、色」。 概要。 天王寺村の百姓のせがれが、畑仕事の合間に浄瑠璃を聞いた。 いたく感動した。 わしにもできるやろか。聞き真似で一人勝手に練習する。 ある日、それが認められて、小屋掛興行に雇われる。 そこからが五郎兵衛のいや、後の竹本義太夫の波乱万丈の人生の始まりだった。 大阪の街、京都の街で、生まれた義太夫語りが、興行として息吹き、弾けて、豊穣となっていく、その先駆け […]

最近読んだ本、「風のことは風に問え 太平洋往復横断記」、「フォレスト・ダーク」。

題名・作者 「風のことは風に問え 太平洋往復横断記」、辛坊治郎。 概要 辛坊治郎が愛艇、カオリンⅤに乗って太平洋を横断した記録。 往復2000キロ、138日間の単独航海の全記録だ。 ただの冒険旅行ではなくて、命をかけた格闘の記録でもある。 予想外の悪天候や、それによる船体の不具合や故障などに悩まされ、それらを乗り越えてきた記録である。 不安や孤独、気持ちの乱れ、もしかしたら、このまま海に飛び込んだ […]