最近読んだ本、「恋するアダム」、「ホテル」。
イアン・マキューアン、「恋するアダム」。 前にカズオ・イシグロの「クララとお日さま」を読んだ。アンドロイドの心の悩み、 心の痛みなどを描いた哀しい物語であったけど、これまた巨匠のアンドロイドの 心の闇の世界だ。 チャーリーは独身ではあるけど、上階に住むミランダと半同棲的な暮らしをしてる。 ある時、少なからぬ遺産が入って最新型のアンドロイドを購入した。 アンドロイドのアダムと3人の暮らしが始まる。 […]
イアン・マキューアン、「恋するアダム」。 前にカズオ・イシグロの「クララとお日さま」を読んだ。アンドロイドの心の悩み、 心の痛みなどを描いた哀しい物語であったけど、これまた巨匠のアンドロイドの 心の闇の世界だ。 チャーリーは独身ではあるけど、上階に住むミランダと半同棲的な暮らしをしてる。 ある時、少なからぬ遺産が入って最新型のアンドロイドを購入した。 アンドロイドのアダムと3人の暮らしが始まる。 […]
マーク・オーエンズ&ディーリア・オーエンズ、「カラハリが呼んでいる」。 とても素晴らしい本だ。これは小説ではない、ドキュメンタリーだ。 その記録、その生き様、とても心を打たれる。 「ザリガニの鳴くところ」(後日ブログアップします)(これは小説)も 素晴らしかったけど、こちらも素晴らしい。 マークとディーリア、オーエンズ夫妻はアフリカに行こうと決心した。 そのために必死で働いたお金(十分ではないが) […]
恩田陸、「ドミノin上海」。 この人の「蜜蜂と遠雷」ってとてもおもしろかった。「灰の劇場」もとても 興味深かった。 これは、どうだろう。 これまた、えらいビックリの内容だ。シッチャカメッチャカ。超ドタバタ。 支離滅裂。波乱万丈。こんなんでええんかいなと思ってしまう。 舞台は上海。 ある日、映画の撮影が始まろうとしていた。 しかし、監督は絶不調、溺愛するペットがいなくなったのだ。 ペットって何? イ […]
花田庚彦、「西成で生きる この街に生きる14人の素顔」。 西成っていうと、昔のあの騒動を思い出す。 汚くて危なくて、妖しい世界。 近寄りがたいけど、気なる世界。 日雇い労働者で溢れてる。 そんなイメージからなかなか抜けられへんけど、実態はえらく変わってしまてる みたい。 西成の「今」を切り取る、ドキュメンタリー。 とても面白い。 今は、医療・介護、貧困ビジネスの闇が支配する街になってしまっているの […]
ピエール・ルメードル、「僕が死んだあの森」。 ちょっと異色のミステリー。 一番先に犯罪がある。 アントワーヌ・クルタンは12歳の少年だ。 あまり仲間と一緒に遊ばない。一人で森の中にいることが多い。 そこには得意の隠れ家がある。 レミ・デスメットは彼に夢中だ。彼が作ったツリーハウスにいつもやってくる。 そしてある日、事故が起こった。 レミが死んだ。 なぜ? どうしよう? 僕はどうなる? 頭の中がパニ […]