CATEGORY

最近読んだ本、「流浪の月」、「ブルース RED」。

凪良ゆう、「流浪の月」。 映画になりそうな話やなあって思いながら読んでたら、やっぱり映画になってるんやね。 ある日、突然父が死んだ。 そして、母がいなくなった。 あんなに自由で独特で、幸せだった家族が、あっというまに無くなってしまった。 更紗の居所はどこにあるのか? 叔母の家で暮らせるのか? いじめられっ子になってしまうのか? 公園のベンチに若い男が一人、いつもいる。ついていってはダメ。 なんで? […]

最近読んだ本、「オリンピックにふれる」、「ノスタルジア」。

吉田修一、「オリンピックにふれる」。 東京オリンピックは今年開催された。 わたしはとても良かったと思っている。 マスコミあげての大ネガティブキャンペーンにもかかわらず、開催したのは 正解だったと個人的には思ってる。 いろんな考え方があるんやろけど、ウィズコロナで凌ぎ切るという考えはそれほど 間違ってはないと個人的には思っている。 それに、結果からみてもオリンピックの開催がコロナの蔓延になにか大きく […]

最近読んだ本、「祖国、上、下」。

フェルナンド・アラムブル、「祖国、上、下」。 ある日、突然チャトが死んだ。妻のピジョリはいつまでも立ち直れない。 予兆はあった。なんども脅迫状が届いていた。 過激派テロ組織からの金の要求だ。拒絶したらどうなる? こんなふうに襲撃されるのか? バスクの村。誰もが過激派のシンパなのか? 殺された者にも家族にも 人々の目は冷たい。息子のシャビエル、娘のネレア。 それぞれの暮らし。 そして襲撃したのは誰? […]

最近読んだ本、「ニッポンチ」、「魔の山」。

河治和香、「ニッポンチ」。 「威勢はいいのにどこか物悲しい。 意地と我慢で明治の開花の世の中を押し通そうとした歌川国芳の弟子たちと、 二人の娘の物語。」 というお話。 とても面白い。とても惹きつけられる良い本だ。 江戸から東京に変わる頃、徳川幕府から、明治新政府に政治が、お上の仕組みが 大きく変わっても、下町の庶民の暮らしあいかわらずだ。 確かに、時流にのって世間の話題を集め、大金をモノにする人も […]

最近読んだ本、「北条五代、上、下」。

火坂雅志、伊藤潤、「北条五代、上、下」。 本の帯を見るとこんなことが書いてあった。 ::: 「義」を重んじる武将を取り上げ、日本社会に一石を投じた火坂雅志。 歴史を通して現代的なテーマを描いている伊藤潤。 志半ばで倒れた火坂の想いを伊藤が受け継ぎ、現代人が共感できる新たな北条早雲を 生み出した。 ::: なるほど、2人の作家の思い入れが詰まった本なのか。ありがたく拝読しよう。 てなことで、読んでみ […]