最近読んだ本、「ライオンのおやつ」、「邯鄲の島遥かなり」。
小川糸、「ライオンのおやつ」。 とても重い。 読み続けるのが辛い時もある。 わしやったらどうする? きついなあ。 海野雫は瀬戸内海のある島にやってきた。 そこにはライオンの家というホスピスがある。彼女はそこで残された日々を すごす覚悟を決めたのだ。 そこには、温かい陽光と優しい自然がある。 そして、ライオンの家にはマドンナというオーナーと素晴らしいスタッフがいる。 心穏やかに過ごせる日々が始まった […]
小川糸、「ライオンのおやつ」。 とても重い。 読み続けるのが辛い時もある。 わしやったらどうする? きついなあ。 海野雫は瀬戸内海のある島にやってきた。 そこにはライオンの家というホスピスがある。彼女はそこで残された日々を すごす覚悟を決めたのだ。 そこには、温かい陽光と優しい自然がある。 そして、ライオンの家にはマドンナというオーナーと素晴らしいスタッフがいる。 心穏やかに過ごせる日々が始まった […]
佐藤究、「テスカトリポカ」。 確かに面白い。スピーディでインパクト大。 圧倒的な疾走感で物語の中を走らせてくれる。 けど、何か心がざわつく。 あくまでも小説の中の事。あくまでもフィクション。 しかし、わしの繊細な心は、あまりの暴力シーンや凄惨な表現について いかれへんことが多い。ハラハラしながら読む。 Ⅰ 顔と心臓 始まりはメキシコ。北西部太平洋側の町、麻薬密売人の町、麻薬カルテルの町。 ルシアは […]
つげ義春、「貧困旅行記」。 最近読んだ本の中で、「商業美術家の逆襲」というのがあって、少々目を洗われる思いをした。 その中に、漫画家、つげ義春の話があった。 わしが、学生の頃、ガロという本があった。その中で活躍してたのが、つげ義春や 白土三平だったような。とても強烈な漫画で釘付けになってたような。 なつかしいなあ。 それはええとして、絵と漫画を結びつけて考えたことはなかった。そう言う目で 漫画を見 […]
ジェームズ・ジョイス、「ユリシーズ」。 とうとう読んでしまった。この本、何十年も書棚に置きっぱなし、読み始めては 挫けて、前にすすまず、そのうち忘れてしまってた。 めっちゃ有名な本。しかし、読まんと何の意味もない。 で、最近のコロナ引きこもりの日々、もしかしたら、この歳になったら、 たっぷり時間があるなら、読んでもいけるんとちゃうやろか? そう思って読み始めた。 意外と面白い。 とても面白い。 ス […]
山下裕二、「商業美術家の逆襲 もうひとつの日本美術史」 友人に紹介されて、つい読んでしまったけど、この本とても面白かった。 前に読んで、ブログでも紹介した、河治 和香の「ニッポンチ! 国芳一門明治浮世絵草紙」と 同じような途上人物がそろっていて、内容が補完できてとてもよかった。 日本には忘れられた、素晴らしい美術家が沢山いるということだ。 知らんと損する。 なんでこうなる。 渡辺省亭、ほんま素晴ら […]